スーパー耐久って知っている? その魅力をあの人が語ります!!

スーパー耐久って知っている? その魅力をあの人が語ります!!

日本のレースはスーパーGTだけではない!! と燃える編集担当。なぜかというとスーパー耐久の魅力に気づいてしまったから。ということで、WEBベストカー編集部は宮城県のスーパー耐久を取材してきました。今回は「スーパー耐久とはなんぞや?」という疑問の解決から、スーパー耐久の見所までマルッと紹介しちゃいます。今年は日本最長の10時間耐久もあるなど注目度満点のスーパー耐久の世界にようこそ!!

文:WEBベストカー編集部/写真:塩川雅人



実は歴史も長い日本の耐久レース


かつてツーリングカーレースが盛んだった日本。現在はトップカテゴリーのスーパーGTがメーカー間の大規模な競争、そして投資が行われるのに対し、アマチュアドライバーがメインとなるのがN1耐久の流れを汲むスーパー耐久だ。

担当、めちゃくちゃスーパー耐久が好きだ。断言しよう、スーパーGTよりも好きっ。えっ、そもそもスーパー耐久なんてレースを知らないって!? 全8クラス60台近い台数が一斉にスタートを切る(ラウンドにもよるけれど)あの迫力を知らないですか。人生損している、まちがいなく!!

■スーパー耐久のスケジュール
スーパー耐久を知らない方はこちらをご覧いただこう。スーパーGTも開催される名だたるサーキットで行われているぞ。

Round1. ツインリンクもてぎ(栃木県) 4月1日(土)〜4月2日(日)
Round2. スポーツランドSUGO(宮城県) 4月29日(土)〜4月30日(日)
Round3. 鈴鹿サーキット(三重県) 6月10日(土)〜6月11日(日)

Round4. オートポリス(大分県) 7月15日(土)〜16日(日)
Round5. 富士スピードウェイ(静岡県) 9月2日(土)〜3日(日)
Round6. 岡山国際サーキット(岡山県) 10月14日(土)〜15日(日) 

年間6戦、全国各地でレースがあるからきっとあなたのお近くでも観られるはずだ。こうなったら一人でも多くの人に観てもらいたい!! 熱血のベストカーWEB スーパー耐久担当(←「そんなものない」by 編集長)が、スーパー耐久の3つのオススメポイントを紹介しよう。

1.日本随一の耐久レース

2.ハイレベルなドライバーたちの競演

3.参戦車両の豊かなバラエティー

さっそく、WEBベストカープレゼンツのスーパー耐久オススメポイントを見ていこう。

【ポイント1】日本随一の耐久レース


耐久レースできっと想像するのがル・マンでしょう。それがル・マンでなくて「十勝24時間」になってくるとあなたも立派なスーパー耐久好きだ。今では24時間耐久は国内から消滅したが、2017年シーズンは、日本最長10時間の耐久レースとなる9月の富士スピードウェイラウンドがある。10時間、勤務時間よりも長くレースを観れる。いいでしょ!?

スーパー耐久には「ハラハラ、ドキドキ」も多い。原則として3時間以上の長丁場で毎戦レースが行われるから、マシンの耐久性、そしてドライバーたちの駆け引きなど読み切れない要素も多い。天候やガソリン残量などが時として劇的ともいえる結果をもたらすことも多い。だからひいきのチームがあれば熱中して応援するもよし、自分と同じ愛車を応援するもよし、たくさんの応援方法がある。なんせ60台近くクルマはあるしね。


ツーリングカーのためのレースがN1耐久。かつてはあのR32スカイラインや、シビックなども活躍した。現在のST-4クラスでは86をS2000が追いかけるという展開もコースでは見られる

【ポイント2】ハイレベルなドライバーたちの競演


アマチュアドライバーたちが主役のスーパー耐久だが、実はそこにサポート役として参戦するプロドライバーたちの面々もかなり豪華だ。スーパ−GTで現役で活躍する選手や、ル・マンウィナーまで数多くのプロドライバーが参戦している。

もちろんレースが始まれば真剣勝負なのだが、全体として「マッタリ」としているのがスーパー耐久の特長。あくまでアマチュアドライバーがメイン。その助っ人としてプロがいる、という構図はいまでも変わらないのだ。パドックパスを購入すれば、高い確率で有名選手がリラックスして歩いている様子を見ることができるだろう。サインや記念撮影だってお願いすれば気楽に応じてくれるはずだ。

ピットウォークでもなぜかドライバーサイン会は空いていることも多い。ちなみに下写真の本山哲選手&安田裕信選手は、担当が一般のファンの方に混じって並んでピットウォークで撮影したもの。並んだ時間はたった2分ほど。この距離感の近さはファンなら嬉しいはず!!


本山選手と安田選手。スーパー耐久ではスーパーGTでタッグを組まないドライバーでも、タッグを組むこともある。こんな写真が撮れるのもスーパー耐久ならではだ


【ポイント3】バラエティー豊かな参加車両とクリーンなレース


スーパー耐久マシンを見ていると市販車の面影が濃い。だから観ていても感情移入しやすかったり。「あの86のエアロかっこいいな〜」とか。

またスーパー耐久はST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1〜5、という8クラス構成になっている。頂点のST-XはFIA GT3マシンのクラス。こちらは世界選手権にも出場できるマシンがワンサカ出場しており、ワークスチームはないものの、KONDOレーシングなどセミワークス的なチームもある。

しかしST-4クラスは86/BRZをはじめ、インテグラタイプR(DC5)やS2000(AP1)といったちょいと懐かしいクルマまで、スポーツカー好きにはたまらないクラス。さらにST-5クラスはデミオやフィット、ヴィッツなどもっと身近なクルマたちが並ぶ。

この参加車種の多さも醍醐味のひとつだ。とはいったものの、レース中はST-Xクラスとその他のクラスの速度差はかなり大きく、ラップタイムは軽く10〜20秒も差があるからかなり刺激的なレースになる。このごった煮感はスーパーGTなんて目じゃない!?


市販車の面影が濃いマークXの後方から、獰猛な雰囲気を感じるフェラーリ488GT3が迫る。こんな光景も日常茶飯事


FD2のタイプRだってまだまだ現役。ラップタイムだって遜色なし

黒澤琢弥選手が語る、スーパー耐久の魅力


今年からST-TCRクラスに参戦している、ベストカーでもおなじみの黒澤琢弥選手にインタビュー。FK2シビックタイプR(98号車)のインプレッション、そしてスーパー耐久シリーズの感想を聞いた。

このシビックとにかく楽しいですね。シャシー剛性も高いし、2Lターボで350ps以上のパワーもある。ドッカンターボみたいな感じもするんだけど、速いのはとにかく我々は嬉しいよね!!

スーパー耐久はいろんなクルマが出れるレースのカテゴリーだよね。ST-Xはバケモノみたいなパワーで戦いをしているし、フィットもいるし、シビックみたいなTCRクラスのクルマはヨーロッパでは耐久用ではないんだよね。それが耐久レースを戦い抜く。間口は広いんだけど、その中では各々戦いがあるから楽しいよ。

スーパーGTはバリバリのプロか、セミプロのようなジェントルマンがいる。スーパー耐久はホビーの究極のような部分もあるからアマチュアの方も多い。だからプロは工夫しながら走るし、アマチュアの方もそれを見ながらも負けずに走る。本当に楽しいよ。俺も54歳になったけど、また真剣にジムに通い始めちゃったくらい(笑)!!

こうやって久々にフル参戦でレースに乗れるのは嬉しいよね。今後はもっと多くの人に楽しいレースだと認知してもらって、もっとレースに参加する人、観戦するお客さんが増えるお手伝いをできたらいいな。


今年シビックタイプRで戦うドライバーたち。左から加藤寛規、石川京侍、黒澤琢弥(以上98号車)、中野信治、海老澤紳一、伊藤真一(以上97号車・敬称略)


ベストカーでもおなじみの黒澤琢弥選手。フォーミュラをはじめハコ車も乗りこなす技巧派だ。数年前もS2000でスーパー耐久に参戦経験あり


当日は黒澤選手の僚機となる97号車がクラス優勝。シビックは2台とも2戦連続で表彰台に乗っている

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