中国では新エネルギー車シフトが急速に進み、中東では物流混乱と輸送コスト上昇が収益を圧迫している。さらに1Qの営業利益779億円には、為替の好影響や米国関税に関する一時的な利益要因も含まれており、単純に4倍して通期を予測できる数字ではない。日産自身も通期営業利益予想を1000億円に据え置いており、2Q以降は厳しい事業環境を見込んでいるとみられる。
先頃の日米両政府による為替介入→円高シフトなど、不確定要素は多い。それでも日産は復活しなければならない。
まとめ 「攻めの再建」は始まったか
日産の1Q黒字化は、コスト削減によって生み出した「守りの成果」だ。一方でキックス1万1000台、エルグランド8000台という受注は、魅力ある商品で稼ぐ「攻めの再建」が始まる可能性を示している。とりわけ750万円超のエルグランドGに注文の9割が集中した事実は、日産ブランド、エルグランドブランドに高額を支払う顧客がまだまだおおぜい存在した成果といえる。
これは日産自動車が危機的状況にあったなかで、それでも日産の人気を下支えした全国の販売店スタッフ、そして日産ファンの底力といえる。
そのうえで、発売直後の受注は「復活の証明」ではなく、あくまで「復活への入場券」に過ぎない。供給を滞らせず、値引きに頼らず、半年後も売れ続けられるか。日産再建の本当の成否は、これから数字になって表れてくる。
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コメント
コメントの使い方自動車業界の本質を知らないテレビや新聞は日産の経営危機の原因が、
「ゴーン氏による拡大路線の失敗」
と報じていましたが、それは完全な誤報で真実は、
「ゴーン氏(ルノー=フランス政府など株主からの指示)によるモデルチェンジの凍結」
だったのですよね。
それを打開しようとした西川元社長は株主によって排斥され内田氏はゴーン体制を引継ぎ、エスピノーサ社長によって、やっと再建というのが真実ですね。
これはすごい。ゴーンは赤字を就任前に前倒し、開発投資など様々削って数字上だけのV字回復を演出した。
しかしエスピノーサはむしろ前日本人幹部たちに後処理押し付けられた立場だ。当然初年度は大きく赤を出し、心配だった。
しかしここでHONDA以上の希望を見せてきた。集約と集中を正しい采配するのは難問だが、達成できてる証拠。
勿論支払った代償も大きい。だからこそ何とかこのまま経営健全化していってほしい。