最高級中国車ディーラー「紅旗(日本)旗艦店」爆誕!! 驚きの開店披露会となぜ大阪に…??


■そもそも、紅旗ってどんなブランド?

 紅旗は1958年に中華人民共和国で初めて誕生した国営自動車メーカー「第一汽車」の最高級車ブランドである。60年以上にわたって中国の要人たちに愛されて来たクルマとして知られるが、近年では企業の社長、VIPなど一般への販売も開始されるようになり2020年8月に発売開始されたH9を筆頭に大人気となっている。

 今年2月に日本上陸を果たした紅旗H9は一般ユーザーに販売する中国製乗用車として日本で初めて一般用のナンバープレートを取得したクルマである。ちなみに、公道を走れる紅旗としては、H9の弟分である「H7」が一足先に青ナンバーをつけて日本国内の中国政府機関に納車されている。

「紅旗H9が日本で販売される」

 そのニュースを最初に知ったのは今年1月の終わりごろであった。中国車研究家を名乗ってライターとしても活動する息子がびっくりして知らせに来た。中国最大のSNS「ウェイボー」に紅旗のエンブレムと紅旗H9を思わせる画像と不思議なコピーが載った宣伝画像が出現したのである。

どう見ても怪しいコピーのように思えたが…。本物だった!

 何としてでも正しい情報を得たい! …と思ったもののどこに問い合わせればいいのか。大使館に聞いてみれば何かわかるかもしれない、とダメもとで東京の中国大使館に聞いてみたら「大阪の総領事館が詳しいので総領事館に聞いてみて下さい」と言われ、総領事館に電話をしてみたら、なぜかトントン拍子に紅旗H9の輸入元である会社のオーナーにつないでもらえることになった。

 そのオーナーのところには多くの取材依頼や問い合わせがテレビ局や新聞社などからあったようだが「正式発表がまだなので」という理由で、ほぼすべて断っていたという。一件くらい出てみるか…と思って出てくれたのが私たちからの電話だったというわけだ。

「日本は中国車のイメージがあまり良くない。正しいことまで間違って伝えられている。正しい情報を伝えたい」という息子のアツい思いが通じたのか? それから約10か月の間、ほぼ「独占取材状態」のような形で試乗や撮影などの取材が許可された。

■紅旗に日本のナンバーがついた理由は?

 前述したように、紅旗H9は日本の一般用ナンバーを取得した初の中国製乗用車である。2月に日本に上陸し、2021年5月の連休明けには晴れて日本のナンバーが取得できている。

 これはホントに歴史的な快挙(?)と言えることなのだが、なぜ、紅旗H9に日本のナンバーがついたのか。

 中国のクルマを日本で一般向けに登録することは非常に困難とされる。これは中国車だけではなく中国で販売されている日本車であっても、並行輸入車となるとナンバー取得は現実的ではない。中国は1958 年に締結された国連欧州経済委員会(ECE)の多国間協定「58協定」に不参加というのがその主たる理由である。

 58協定は一般的には「車両等の型式認定相互承認協定」や「国連協定規則」などと呼ばれており、協定規則を満たすパーツには「Eマーク」が付く。

 58協定のメンバー国であればいちいち破壊試験や安全性の認証を行わずに、Eマークやそれに付随する書類、技術適合書類などを確認しながら、車両や部品の型式認定を相互に認証できる。なおベースとなるのは製造国ではなく、「販売されている国」が58協定締約国かどうか?なので、逆に中国車であっても58協定締約国で販売されているクルマなら日本でのナンバー取得も比較的楽になる。

 だが、中国で販売されるクルマも自動車メーカーが発行する「技術適合証」をはじめとするメーカー発行の各種書類が揃えば、登録はぐっと現実的になる。今回日本に入って来た紅旗は欧米ブランドの輸入車のように、第一汽車の日本法人が全国にディーラー展開をして大々的に販売する、というスタイルではないが、メーカーである中国第一汽車の全面バックアップ体制が敷かれている。そのため日本のナンバー取得に必要な技適の書類なども入手がしやすく、ナンバー取得が可能となった。

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