2022年3月期の連結決算で過去最高となる営業収益31兆3795億円、営業利益2兆9956億円、当期利益2兆8501億円を計上し、いずれも従来の最高益を更新するものだった。
円安だったから? それは違う。これまでの最高益は2016年3月期の営業利益2兆8539億円だったが、当時は1ドル120円で2022年3月期は1ドル112円だったから、6年前のほうが円安だ。販売台数も868万台から823万台へ45万台減っているし、資材高騰の影響で6400億円もコストが上がっている。そんな厳しい条件下でなぜ、トヨタは最高益を出せたのか? トヨタの変化を商品力という点から掘り下げてみた。
文/ベストカー編集部
写真/西尾タクト、TOYOTA
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