トヨタら国産8社の今狙うべき車はこれ! 消費増税直前で値引きも拡大中!!

トヨタら国産8社の今狙うべき車はこれ! 消費増税直前で値引きも拡大中!!

1年のうちで最も新車市場が盛り上がるのは「期末」である3月。次の2019年3月決算セールは同年10月の消費税増税を控え、最大規模に盛り上がるのは必至の情勢だ!

しかし、いざその時になって「買おう」と思っても時すでに遅し。期末の成績になるのはその月内に登録したクルマであり、納車までに要する期間を考えると最低でも数か月の準備期間が必要。数百万円する高価な買い物なのだからなおさらだ。

例年以上に、ユーザーにとって新車の買い時とないそうな気配の3月決算セールス。国産8メーカーの動向や狙い目の車種、そして決算シーズンにおける新車購入のポイントは?

3月商戦は、この12月頃からすでに始まっている!

文:遠藤徹/写真:編集部
ベストカー 2018年12月10日号


「3月決算」の買い時と新車が安くなるカラクリ

「3月の決算セール」といってもこの期間は1カ月だけにとどまらない。大部分の国産自動車メーカー&傘下系列店は、2〜3月の2カ月間に同セールとして企画を組むケースがほとんどなので、ユーザーにとっては両月が同程度に狙い目となる。

メーカーが主導し、買い得企画を展開するわけだが、なぜ大幅値引きとなるのか。

メーカーが全国規模で企画を立案し、それを盛り上げ成功させるため億単位の支援金を販売店に拠出する。その多くがサービス企画値引き、下取り車の高価格買い取り資金に拠出され、好条件がゲットできるようになるからだ。

販売店各社はユーザー向けに配布するキャンペーン企画用のチラシやDM(ダイレクトメール)で「今、新車を購入すると特別に安くなります。今年(2019年)10月には消費税が引き上げになりますので、その前に購入するのが得です。サービス企画も取りそろえています」などと大々的に宣伝するはずである。

どのように安く買えるようになるのか。お目当て車の大幅値引きだけでなく5万〜10万円の用品サービス、下取り車の買取り価格5万〜10万円の上乗せ、用品サービス、低金利クレジット(残価設定クレジットや通常ローン)など種々様々の企画を実施する。

今回、セールでは消費税引き上げ実施前の駆け込み需要を当て込んでいるので、拠出金が大型化し、より大幅値引きができる状況にある。

ただ、大幅値引きといってもユーザー誰でもまたとない条件がゲットできるわけではない。交渉の仕方によって大差がつくので、最強のライバル車複数と同一車の競合を組み合わせて粘り強く交渉するのである。

トヨタからダイハツまで! 国産8社の3月決算期動向は?

新車が安く買えるタイミングもある。

2〜3月は毎週のように週末フェアを開催している。土曜日に交渉をスタートし、翌週の日曜日に決着といった8日間コースで作戦を展開するのがベスト。この間、お目当て車の見積書作成と値引き交渉、ライバル車の値引き交渉、競合といった戦略を立て実践するのがおすすめだ。

それではトヨタをはじめ各社&系列店の今回の傾向と対策を練ってみることにしよう。

現行型で生産終了となる可能性が高いと言われるマークX。決算期は通常のモデル以上に値引きも見込まれ、買い得な車種となりそうだ

●トヨタ

トヨタは2019年中盤にカローラをフルモデルチェンジ、ヴィッツやアクアも古くなっているので買い得感は高い。

ハリアー、プレミオ/アリオン、モデル廃止になりそうなのはマークX、エスティマ、ポルテ/スペイドなどがあるからこれらが狙い目となる。

ナビ、ETC付だとコンパクトカーは25万円引き以上、ミディアムクラス以上だと30万円の大台突破が狙えるはず。トヨタ系列店同士の競合や姉妹車対決を組み合わせて粘ると好条件がさらに引き出しやすくなる。

ただ、高級プレミアムブランドのレクサスは値引きゼロを基本的に堅持するので、用品や下取り車の高価格売却での調整といった別の作戦が必要になる。

●ホンダ

ホンダはオデッセイ、フィット、アコードが世代交代。フリードがマイナーチェンジ、ヴェゼル、シャトル、グレイスが古くなっているので、これらが格安で買える状況にある。

特にトヨタや日産の強力なライバル車との競合が効果的。同じ地区に多くのホンダカーズ店が存在し、どこからでも自由に買えるので同一車対決も効果あり。

●日産

日産はノート、セレナ、エクストレイル、軽自動車のデイズ、デイズルークスを中心に売れ、いずれも古いモデルばかりで好条件で買える。

特にライバルのトヨタ、ホンダ車を強く意識する傾向があるので、両社との対決が効果的。同じ地域に日産店、プリンス店が複数あるので同一車競合を組み合わせて攻める。

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