損害保険会社への不適切な保険金請求から始まった中古車販売店大手のビッグモーター騒動。この騒動は日を重ねるごとに、収まるどころか「店舗前の街路樹に除草剤を撒く」、「パワハラLINE流出」、「買い取り金の返金要求」と、本来の「お客から預かったクルマを故意に破壊した」「保険金を水増し請求した」といったこれまで論点から方向を変え、さらに問題が大きく深刻になっている。
それにともない、中古車業界全体に対して、一般ユーザーからの不信感が積み重ねっている。
以下、本件により各所で流れている「中古車店は大なり小なり似たようなことをやっているのではないか」という疑念について、中古車業界に詳しい自動車専門ライターの萩原文博氏に伺った。
文/萩原文博、写真/AdobeStock、ビッグモーター
コメント
コメントの使い方記事末の「編集部注」には『ベストカー』編集部の矜持を感じた。外部から指摘される前に自らの責任を宣言するのは、どのジャンルの言論機関でもできている組織はほとんどない。強く支持したい。
同業他社にとっては本当に迷惑な話でしかない。
これで中古車販売業界全体に社会的マイナスイメージが一気に広まってしまった。
気の毒に思う。
ちゃんとしているところはしているはずなのに…
保険会社が知らないことはありえない、そう断言してくれるメディアがどんどん増えてほしいですね。
損保7社に行政が立ち入りましたが、中古車屋だけじゃなくこちらをもっと注目し取り上げないと
ビックモーター一社を倒産にもっていくだけで、裏の闇の解明にならないと思います。自身の入ってる保険会社にも注視を。