日本は本当に本気で2035年「電動車100%」を達成できるか?【短期集中連載:第四回 クルマ界はどこへ向かうのか】

■当面のBEVの役割は二極化

 さて、すでに何度も書いたように、BEVが要らないわけではない。ただし向こう10年くらいの間に関していえば、すでに国内で成功例のある日産サクラのような都市内交通のための短距離移動ツールとしての利用をメインとしつつ、BEVの特性を利用した0-100キロ加速特化型のスーパースポーツあたりに製品は二極化しそうである。

量販BEVの最も実現可能性が高い分野はシティコミューター。「軽自動車」の需要の1/3程度は、BEVに入れ替え可能…か??
量販BEVの最も実現可能性が高い分野はシティコミューター。「軽自動車」の需要の1/3程度は、BEVに入れ替え可能…か??

 やがていつか、安くコンパクトかつ軽量で容量の大きいバッテリーができたら、BセグやCセグの普通のファミリーカーとしてもBEVが普及する日が来るかもしれないが、まだしばらく時間を要すると思われる。

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