■「いい車を作るため」にサーキットを走らせる
こうして、自動車メーカーが作ったクルマは、ユーザーの手に渡った後、さまざまな条件のもとで使用されることになります。
渋滞の多い道を頻繁に走る、高速道路をおもに使用している、未舗装路、うねった道などなど、国や生活様式によって、クルマの使われ方は変わります。
自動車メーカーは、販売する車がどんな状況で使用されても「安全」であることを目指しています。サスペンションの上下荷重やブレーキ、エンジンの負荷について、普段の使用状況をはるかに超える部分で実車検証ができているからこそ、どの速度域でも安心して乗れる「良い車」を作ることができるのです。それはスポーツカーでも、SUVでもミニバンでもコンパクトカーでも同様です。
■まとめ
サーキットでの走行実験には、膨大なコストと時間がかかります。それでも、各自動車メーカーは、「安全でいい車」を開発するために、開発車両のサーキット走行をしているのです。
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