収束性がよくブレーキでも姿勢が乱れない
まずはノーマルモデルに試乗する。レンタカーで何度も乗ったことがある素のヤリスCVT。元々素性は悪くないことは知っている。氷上ということでパワーのないFFは破綻がない。そのぶん若干無理をしたくなる気持ちももたげてくる。
スラロームではその気持ちをあざ笑うように、アンダーが出て慌ててブレーキしながら姿勢をコントロールしなければならない。
また40km/hくらいからのブレーキングでも、ラフな操作をしてしまうと思った以上に距離が延びてしまう。
やっぱり氷上は繊細なドライビングが基本! いかん、いかんと思いながら「サステナルブ」採用モデルに乗り換える。加速のレスポンスはもちろん変わらず、ほぼ同じ20km/hくらいでスラロームに入る。
すると収束性がノーマルと違い、氷の上でもダンパーがよく粘る印象。当然、ステアリングの切り返しにも余裕があって、大きな破綻することなくスラロームできる印象だ。
開発の方に聞けば初期のレスポンスをコントロールすることで、操縦安定性に違いが出るという。ブレーキングもやはりおさまりがよく、姿勢が乱れずに止まれる印象だ。また氷上ということで、はっきりとわからなかったが、乗り心地もよくなっているようだ。
ふつうのヤリスの乗り味がオイルだけで激変するなんて! 狐につままれた気になったが、2026年の発売を目指し、全日本ラリーなどで耐久性や特性を磨いていくというから正気に戻って注目せずにはいられない。
「サステナルブ」は従来のオイルと比べると、お値段は若干高めというが、ダンパーを変えるよりも断然安いことは間違いないはず。
エコで高性能なダンパーオイル、「サステナルブ」の大きな可能性に注目したい。
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