FUJITSUBOのトータルエキゾーストシステムであるEPU。これまでは現行モデルでの展開が多かったが、新たにラインアップに加わるのはなんとAE86用。なぜ今のタイミングでAE86 用なのだろうか!? そしてAE86用のEPUが優れているポイントは?
文・写真:西川昇吾
【画像ギャラリー】現役AE86オーナーの夢を叶える魔法のアイテムを要チェック!!(11枚)画像ギャラリー旧車オーナーの要望に応えた一品
現在のAE86エキゾーストチューニングは純正触媒を使用するか、スポーツキャタライザーを使用するかの2つが主なトレンドとなっているそうだ。
基本的に純正触媒を使用すると性能よりも消音効果重視、スポーツキャタライザーの場合は消音効果よりも性能重視となる。排気システム全体で見た時に、音量を小さくする役割を持つのは基本的に触媒より後方のテールピース部分となる。
スポーツキャタライザーを使いながら音量を下げるには、消音効果の高いテールピースを使うか(テールピースのみ純正という選択をする人もいる)、これまではテールピース部分に追加でサイレンサーを装着するのが一般的であった。
しかし「性能を確保しつつも、音量を抑えたい」という声がAE86ユーザーを始め、旧車オーナーからあったのも事実。そこで、FUJITSUBOは性能と消音効果を両立した旧車向けのEPUを開発したというワケだ。
【画像ギャラリー】現役AE86オーナーの夢を叶える魔法のアイテムを要チェック!!(11枚)画像ギャラリー注目ポイントはキャタライザーにアリ!
EPUはトータルエキゾーストシステムであるため、エキゾーストマニホールドから触媒、中間パイプ、テールピースまでセットで構築されている。その中でも今回のAE86用で最大の注目ポイントは触媒部分にあたるキャタライザーだ。
このキャタライザー部分でも消音効果を持たせる設計とすることで、消音効果と性能の両立を図っているのだ。
EPUであるためエキゾーストマニホールドからテールピースまで、全て揃った状態での販売が基本となるが、今回の注目ポイントであるキャタライザーとエキゾーストマニホールド単品での販売も行い、現在予約を受付けている。
また、選べる嬉しさとしては、テールピースが1本出しのシングルか2本出しのデュアルのどちらかから選ぶことが出来る。
エキゾーストマニホールドは4→1の等長となっている。FUJITSUBOのマフラーは純正エンジンの性能をいかに引き出すかを主眼としているが、EPUはチューニングエンジンも見据えたコンセプトとなっている。
実際に今回展示されていたAE86もチューニングされたエンジンを搭載。AE92の4AGに換装され、101のスロットルを流用し4連スロットル化。カムも変更された仕様となっている。
このようなチューニングエンジンのパフォーマンスをより引き出すトータルエキゾーストシステムがEPUなのだ。
これまでEPUはGR86やNDロードスター、ZC33Sスイフトスポーツなど現行モデルを中心とした展開が多かった。その流れの中でAE86という旧車向けに新たにEPUが開発されたことは驚いたが、今後は旧車向けのEPUラインアップも増やしていくとのこと。
実際に次期ラインアップ車両としてマツダRX-3用の開発に取り掛かっているそうで、ノスタルジック2daysの会場でもAE86とは別に施策のEPUを装着したRX-3が展示されていた。
まだまだ進化のありそうな旧車のチューニングパーツ。FUJITSUBOが送り出す旧車のEPUも注目していきたい。
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