クルマの美しさを引き出すプロフェッショナルの祭典「キーパー技術コンテスト」が記念すべき10回目を迎えた! 全国のキーパープロショップから約5300人のキーパー技術資格者が技術を競い、地区大会を勝ち抜いた凄腕技術者たちが、愛知県大府市のKeePer技研本社に集結。そして今年、トップ3を飾ったのは……なんと全員女性。技術と情熱、そしてプライドを懸けた熱戦の模様を現地からレポート。
文、写真:講談社ビーシーメディアビジネス部
【画像ギャラリー】第10回キーパー技術コンテスト(12枚)画像ギャラリー全国57地区から約5300人超が参加、地区大会を勝ち抜いた57人が集結
現在、全国に6633店舗を展開する「キーパープロショップ」。そこに所属する技術資格者の中から約5300人が参加し、地区大会を勝ち抜いた57人の選手が地区代表として勝ち上がってきた。キーパー技術コンテストにはこれまで10年間で延べ2万5000人超が挑戦してきた。日本一のキーパー施工技術者を決めるまさに頂上決戦だ。
会場となったKeePer技研本社にはひな壇のあるイベントスペースが常設されていて、応援の横断幕や声援が飛び交う熱気あふれていた。選手たちを取り巻くように応援席が配置され、その光景はまるでプロレスのリング! 技術コンテストでありながら、会場の盛り上がりはスポーツの世界さながらだ。
施工スキル、仕上がりにプロの審査が光る
審査基準は、ケミカルの量や施工手順、仕上がり美しさそして、最後のEXキーパーの施工にはタイム加味される厳正なもの。これをKeePer技研の社内基準で施工技術160点以上の厳しいハードルをクリアした技術者で構成された採点者が170点満点で採点する。
準決勝を勝ち抜いた15人(うち6人が女性)がファイナルに進出し、いよいよ決勝戦へ。用意されたプリウスを洗車、拭き上げ、最後のEXキーパーの施工に進むと、各選手が一斉に真剣な眼差しで作業に挑む。1時間前後で施工を終える中、焦ることなく納得がいくまで丁寧に作業を続ける選手がいたのが印象的だった。
そして日本一の栄光に輝いたのは……!?
決勝戦を終え、緊張漂う表彰式へ。入賞者の名前が6位から発表されていく中、いよいよトップ3。
「第3位 井藤麻由選手」、「準優勝 後藤来愛選手」。最後にKeePer技研の賀来社長が名前を呼び日本一の栄冠に輝いたのは、「尾上鈴果」選手だった。
なんとトップ3すべてが女性という快挙! 過去10回の戦いの中でも類を見ない結果に、会場からは大きな拍手と歓声が巻き起こった。
技術だけじゃない、感謝の気持ちもトップクラス
優勝した尾上鈴果選手は、喜びをかみしめながらこう語ってくれた。
「たくさんのサポートとキーパーを通じた仲間の存在が結果につながりました。より多くのお客様を笑顔にし、より多くのクルマをきれいにすることで恩返しをします」
施工技術はもちろん、感謝の気持ちを忘れないその姿勢こそ、まさに日本一にふさわしい。

















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