あおり運転の末、起きてしまった悲惨な事件や事故のニュースが、数多く取り上げられている昨今。その影響もあり、この1年の間に、各メーカーからドライブレコーダーの新製品が続々と発売されており、現在多くの機種がラインナップされている。
クルマ移動が増えるこの時期だからこそ、正しい選択をしたいもの。
本稿では、今や必須装備となったドライブレコーダーの最新機種を比べながら、リーズナブルなモノから高性能なモノまで、おススメ機種トップ5をご紹介しよう。
文:吉川賢一
写真:Adobe Stock
【1】小型で高性能な最新ドラレコならコレ!
■ユピテル/SN-TW9500dP/2020年2月発売
【主なスペック】
カメラ:前・後
フロント画素数:200万画素
夜間対応:〇(HDR)
駐車監視機能:〇(オプション)
◆Amazon参考価格:2万7800円~
フロントカメラ:65(W)×54(H)×27(D)mm/リアカメラ:57(W)×30(直径)mm
※HDR…ハイダイナミックレンジの略。明るさの違う複数の写真を合成することで、逆光や暗所での撮影でもキレイな写真を残せる機能
2020年2月に発売開始された最新機種。リアカメラはブラケット一体型のドラム缶タイプなので、リアガラスに近い位置に取付けでき、視界の妨げになりにくい。
また、レンズ部が可動式となっており、角度調整がカンタンにでき、「SUPER NIGHT」機能が、自動で感度を調整してくれるので、夜間でも鮮明に撮影ができる。プライバシーガラス・スモークフィルムにも対応する。
別売の駐車記録用オプションを接続すると、駐車中も一定時間記録を行い、いたずらや当て逃げなどにも対応する。G(加速度)センサーで衝撃を検知すると、衝撃前後の映像を、上書きされないよう専用フォルダに記録する。
フロント、リアカメラ共に本体が小さいので、運転中に気になりにくいことは、本機の大きなメリットだ。
【2】高精細な映像が撮れると大人気!
■ケンウッド/DRV-MR745/2019年11月発売
【主なスペック】
カメラ:前・後
最大画素数:207万画素
夜間対応:〇(HDR)
駐車監視機能:〇(ケーブル別売)
◆Amazon参考価格:2万3319円~
フロントカメラ:87.9(W)×50.6(H)×34.4(D)mm/リアカメラ 44(W)×40.4(H)×33(D) mm
後方からのあおり運転などを鮮明に記録する、前後撮影対応な2カメラのドライブレコーダーだ。
2カメラドライブレコーダーは、1カメラ型に比べて2倍の記録容量が必要となるため、本機には、他機種よりも大容量の、32GB micro SDHCカードが付属。
フロントとリアのカメラは業界トップクラスの明るさである、F1.8のレンズを搭載しており、鮮明な映像を撮影することが可能。リアカメラにはさらに、リアスモークガラスの濃さに合わせて、3段階で明るさを選べる「スモークシースルー機能」も備える。
本体サイズがやや大きめだが、そのぶん、相手のナンバーまで、鮮明な映像が撮れると考えれば、アリな選択だ。
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