待望の360°録画対応モデル
ケンウッド DRV-CW560
実勢価格:3万3000円前後
昨今のドラレコにおけるトレンドのひとつに「前後2カメラ」による録画があります。読んで字のごとく、2つのカメラにより前後の同時録画が可能なモデル。特にリアカメラは社会現象になっている「あおり運転」の抑制にも効果があります。
しかし、この方式ではモデルによっては前後はOKでもボディ側面が「死角」になるケースが発生します。
少し細かい話ですが、あおり運転をされて停車した際に相手がクルマから出てきて車外(多くは右ドア側)から威嚇をしたケースをよく聞きます。
ただ前後カメラではこれを録画することはできません。そこで注目されるのが360°録画できる「全方位」型ドラレコです。
この方式はこれまでも他社から発売されていましたが、価格が高い点や画質自体が通常のモデルより劣る点などがあり、もうひとつ波に乗れていませんでした。
その点、この「DRV-CW560」は業界最高の解像度2160×2160、約466万画素での録画が可能。搭載するセンサーも夜間に強く昨今多くのドラレコに搭載されているSONY製の「STARVIS(スタービス)」を採用することで従来以上の高画質が期待できます。
また無線LANを本体に搭載することでスマホで録画した映像を確認、さらに必要な部分のみを選んで転送することも可能です。
ちなみにスマホで確認する場合、専用アプリを使うことで360°で記録された映像を基本となる「ラウンド」のほか、「パノラマ」 「2分割」「4分割」「切り出し」の合計5種類のビューモードで再生できます。
また意外とポイントが高いのがPCでの再生です。
360°カメラの場合、専用のビューアーソフトが必要になりますが、これまではWindowsのみでMacには非対応なものが多かったのですが、「KENWOOD STREET TRACKER」と呼ばれる無償ソフトをダウンロードしインストールすることでMacでも映像を確認できます。
360°+リアカメラで完璧録画
コムテック HDR360GW
実勢価格:3万7000円前後
360°カメラを持つドラレコとしては先行して発売されているのがコムテック。
オススメする「HDR360GW」最大のセールスポイントは360°が録画できても、あおり運転にあった際は室内にあるカメラだけでは少々心許なく、専用のリアカメラが欲しくなる、というニーズに応えた商品です。
ベースになるフロントカメラは水平方向360°はもちろん垂直視野角も240°と広いので上方向にある信号などの表示もしっかり録画することができます。
画素数はメインカメラが340万画素、そして専用のリアカメラが200万画素と十分な性能。特にこのリアカメラは対角で168°と広角なので死角が少ないのが特徴とも言えます。
録画した映像は本体に小型のディスプレイがありますのですぐに確認できますし、専用のビュアーソフト(Windowsのみ)を使えばPCでも映像の確認ができます。
このソフトはGセンサーや記録情報を一覧できたり、4種類の表示モードを切り替えて再生することも可能です。
要は360°カメラのウィークポイントを改善したまさに「死角無し」といった点がこの商品の最大の魅力。今後はこのトレンドが増えていくことが予想される中、先駆けのモデルとしてもオススメできます。
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