インテリア
インテリアデザイン、色遣いなどに関しても、エクステリアの傾向がそのまま当てはまり、ここ数年内装の素材、質感にこだわりを見せるCX-30のインテリアはこのクラスのSUVとしては群を抜いたフィニッシュを見せる。
C-HRはスポーティすぎて所有するには少々気後れする、という年配ユーザーもいるというが、もともとシックなブラック内装もあるし、マイチェンでオーキッドブラウンという落ち着いた感じのオシャレ感満載の内装色を新設定したのに注目だ。
パワーユニット
■C-HR:1.8L+モーター&1.2Lターボの2種類
■CX-30:ガソリンエンジンのSKYACTIV-X 2.0(2020年1月から販売を開始)&SKYACTIV-G 2.0、クリーンディーゼルのSKYACTIV-G 1.8の3種類
ともにトヨタ、マツダが得意とするパワートユニットをラインナップ。2020年1月から販売を開始するSKYACTIV-X 2.0はマツダ初のマイルドハイブリッド仕様となるが、2019年11月中旬の時点ではスペックは未公表(未定)となっている。
それぞれのパワーユニットに組み合わされるトランスミッションは、C-HRはハイブリッドが電気式無段変速装置、1.2Lターボが6MT&CVT、CX-30はガソリンが6MT+6AT、ディーゼルが6ATとなっているとおり、MTを選ぶならパワーユニットは限定される。
マツダはSUVにも積極的に6MTを採用していて一定の需要があるが、トヨタがマイチェンでC-HRに待望の6MTを設定したのはMT派にとっては朗報と言えるだろう。販売台数は見込めないかもしれないが、トヨタの英断に拍手!!
ちなみにC-HRに新たに追加された6MTは、カローラスポーツ、カローラ/カローラツーリングの1.2Lターボに設定されているものと同じだ。
駆動方式は基本はFFで、C-HRは1.2Lターボにのみ4WDを設定、CX-30は全パワーユニットに4WDを設定している。
燃費についてはカタログスペックのWLTCモード燃費で面白い傾向が見られる。
C-HRの1.8L+モーターのハイブリッドは別格の燃費性能となっていて、C-HRの1.2Lターボ(6MT)とCX-30のSKYACTIV-G 2.0がほぼ同じ燃費性能、そしてその中間がCX-30のSKYACTIV-D 1.8という結果になっている。
安全装備
安全装備に関しては最近のクルマとして当然のように充実している。
C-HRは歩行者(昼)検知機能付き衝突回避支援タイプのプリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームがセットになったトヨタセーフティセンスを全車に標準。ブラインドスポットモニターもGRを除き標準(GRは5万7200円のオプション)となっている。
CX-30はスマートブレーキサポート、レーダークルーズコントロール、レーンキープアシストシステム、車線逸脱警報システム、ブラインドスポットモニタリングなどの安全装備を全車に標準装備。
6ATモデルにはAT誤発進抑制制御が標準装備されるほか、最廉価モデルの20Sを除き交通標識認識システム、前側方接近車両検知、アダプティブLEDヘッドライトまでも標準装備する。
安全装備でオプション設定されているのは360°ビューモニター、ドライバーモニタリングくらいのもので、セットで8万6880円となっている。
どちらも不満はないレベルだが、数多くの安全装備が標準装備されているのはCX-30だ。
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