トヨタC-HRとマツダCX-30 どっちが魅力的? 大ヒットクーペSUV頂上決戦!!!

価格

 C-HRの価格は、1.2Lターボが236万7000~286万3000円、ハイブリッドが273万~309万5000円となっている。非常にわかりやすく、購入したいと思わせる絶妙の価格設定だ。

SKYACTIV-X 2.0を搭載したモデルはかなり高くなるが、プレミアム性のあるSUVながらそれほど高額ではない

 いっぽうCX-30は、SKYACTIV-G 2.0が239万2500~303万500円、SKYACTIV-D 1.8が288万7500~330万5500円。

 2020年1月から販売を開始するSKYACTIV-X 2.0は329万4500~371万3600円ということで、SKYACTIV-G 2.0に対し約70万円高、ディーゼルに対して約40万円高ということで別格に高額となっている。

 排気量などが違うため両車を単純比較できないが、C-HRの1.2LターボとCX-30のSKYACTIV-G 2.0搭載モデルがほぼ同価格帯となっている。

 いっぽうC-HRのハイブリッドとCX-30のSKYACTIV-D 1.8ではC-HRのハイブリッドのほうが全体的に価格設定が安く、優れた燃費性能を考えると割安感が強調される。

まとめ

価格設定はCX-30に比べて魅力的なC-HR。このデザインが気に入ったなら、あとはハイブリッドかターボかの選択となる

 この2台は同じデザインコンシャスなクーペSUVだが、キャラクターがまったく違うので、何を優先するのかで好みを含めた優劣が決まってくる。デザインを最優先するなら、気に入ったほうを選べばいい。

 ボディサイズ、室内寸法に関してはほぼ同じだから優劣はないと考えていい。

 差がつくのはパワーユニット。1.2Lターボに6MTを新設したことでC-HRを魅力に感じて購入対象にピックアップする人も増えると思われる。排気量は小さいが、NAエンジンと違ってターボはトルクの盛り上がりが気持ちいいのも魅力的だ。

 SKYACTIV-Xも当然燃費性能に優れたものになるが、まだ全貌が判明していない。燃費を重視するなら、コストとの兼ね合いを考えると50万~70万円安く購入できるC-HRのハイブリッドの買い得感は高い。

 いっぽうディーゼルは高速道路での長距離移動を頻繁にする、年間の走行距離が1万kmを大幅に超える、という人ならディーゼルの価格上昇分も燃費性能で回収しやすくなるので選ぶ価値は高くなる。

 最後に安全装備で選ぶなら、標準装備の多いCX-30のほうが魅力的に映る人は多いはずだ。

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