【放っておくと大惨事に!?】クルマの「SOS信号」 危険な異音15選とその対処法

排気系からの異音

★バラバラ(アイドリング時/走行中)

 腐食によってマフラーに穴があいたり、破損などによって排ガスが漏れている状態。バラバラという音でなくても、排気音が大きくなったと感じたり、リアからこもった音が聞こえたら排ガス漏れのサイン。

★カラカラ(アイドリング時/走行中)

 マフラーのパイプ部分からカラカラという異音が出る場合は、(1)サイレンサー内部のパイプが外れている、(2)排気管の内部に異物がある、(3)遮熱板の振動という3つの原因が考えられる。走行中に音が消えるようなら遮熱板の可能性が高くなる。

マフラーはボディ下回りに配置されているため、異常やトラブルを目でチェックすることが難しい。その時に役に立つのが異音だ

 最近はクルマの使用年数が長くなっているため、マフラーの整備も忘れずに。

 ただし、連続走行した後にマフラーからチリチリといった音がするのを聞いたことがある人もいるかもしれないが、金属が冷える過程で出る音なので異常ではない。

ブレーキからの異音

★シュー・キーキー(ブレーキング時)

 日本ではブレーキパッドは交換品の概念はないが、ブレーキパッド、ローターともれっきとした消耗品で定期的な交換が必要になる。ブレーキパッドが摩耗してくるとシューとかキーキー泣くようになる。

★ゴー(ブレーキング時)

 ブレーキペダルを踏んで踏力を緩めるまでゴーと飛行機の着陸時のような連続音がするようになったら、ローターに小石などの異物がかんでいる場合がある。ゴーという連続音は、ローターが削れている音で、放置しているとローターの交換が必要になる出費がかさむので、早期対応したいところ。

ブレーキングの度にゴー音が聞こえたら危険サインだから放置厳禁。ブレーキパッドの交換に比べてブレーキパッドの交換は費用が掛かる

トランスミッション、クラッチからの異音

★ガラガラ・ゴー・ジャー(アイドリング時/走行中)

 CVT車を運転していてミッション部分からガラガラ、ゴー、ジャーといった異音が聞こえるようになったら、それは内部のベアリングに不具合がある場合もある。トランスミッションはめったに壊れないが、壊れると修理費が高いので以上を検知したら即点検。

★ジャラジャラ(アイドリング時/走行中)

 MT車を運転していてクラッチを切ると、ジャラジャラ音がする場合、クラッチのレリーズベアリングに不具合があるケースが多い。なお、ジャラジャラという異音は、クラッチをつなぐと音が消えるというのも症状の特徴となっている。

シフトレバー付近から異音がした場合は、ベアリングのトラブルが考えられるほか、FRならば位置的にプロペラシャフトのトラブルもあり得る

足回りからの異音

★コトコト・ゴトゴト(走行中)

 クルマを走らせていて、足回り近辺からコトコト・ゴトゴトといった異音がする場合はショックアブソーバーのオイル抜けが原因のケースが多い。ショックアブソーバーの機能が低下していると、クルマの振動が収まらないといった症例が出る。最近クルマの乗り心地が柔らかくてよくなってきたと感じた時もその兆候サイン。

 そのほかではサスペンションのアッパーマウントの劣化でもゴトゴト音は出る。

ショックアブソーバーも長く使っているとオイルが減ってくる。そんな時はコトコト・ゴトゴトという異音が出てくる。フワフワした乗り心地になってきたら要注意

ホイール&タイヤからの異音

★ギシギシ→ゴトゴト(走行中)

 ホイール周辺からギシギシという異音が発生した時は、ホイールナットが緩んでいるケースもあるので要注意。そのまま放置して走行を続けていると、ギシギシはゴトゴトに変化し、非常に危険な状態になっているので安全な場所に速やかに停止して要確認。

★キキキー(走行中)

 タイヤからキキキーと鳴る音はスキール音といって異常ではないが、スキール音が頻発する、新しいタイヤなのに出る、といったケースはタイヤの空気圧不足のケースがあるのでタイヤの空気圧を要チェック。

タイヤ&ホイール付近からの音はロードノイズと重なり聞き分けづらいが、ギシギシからゴトゴトに変化したらかなり危ないサイン

【画像ギャラリー】異音と連動させて覚えておきたい警告灯

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