ホンダと日産破談によって三菱はどうなる? 軽合弁会社NMKV 新型デリカD:6 新型RVRは??? 三菱の強みと弱みとは

三菱の新型車はどうなる?

2023年8月にインドネシアで発表されたエクスフォース。次期RVRとして復活!? エクスフォースのボディサイズは全長4390×全幅1810×全高1660mm。現行RVR(全長4365×全幅1810×全高1640mm)と比べるとほぼ同じだ
2023年8月にインドネシアで発表されたエクスフォース。次期RVRとして復活!? エクスフォースのボディサイズは全長4390×全幅1810×全高1660mm。現行RVR(全長4365×全幅1810×全高1640mm)と比べるとほぼ同じだ

 今後の三菱の動向として、インドネシアで生産されるエクスフォースをベースにRVRを復活させる可能性もあるが、2026年以降ではないだろうか。現在は1.5Lノーマルエンジンだが、アウトランダーやエクリプスクロスが積む2.4Lガソリンエンジン+モーターというPHEVユニットが搭載される可能性もある。

 またホンダはCR-Vに燃料電池車のe:FCEVを設定している。三菱と日産には今のところ市販できる燃料電池車は用意されていないから、いわば弱みになっていて、ホンダと提携すればメリットが生じる。

 販売面では、三菱は新車を売る店舗数が限られる。全国に約520ヵ所だから、ホンダの約2100ヵ所、日産の約2000ヵ所を大幅に下まわる。トヨタの約4400ヵ所に比べると圧倒的に少ない。この販売網が小さいことも三菱の弱みだ。今後、日産、さらにホンダと販売面で提携できれば、販売網も広がる可能性がある。

JMS2023で公開したD:Xコンセプトのデザインを活かして登場するD:6。2026年秋の登場が予想される(ベストカー編集部作成の予想CG)
JMS2023で公開したD:Xコンセプトのデザインを活かして登場するD:6。2026年秋の登場が予想される(ベストカー編集部作成の予想CG)

 結局のところ、日産がホンダに飲み込まれる構図があったため、経営統合は破談になった可能性が高い。経営統合を対等な立場で実現するのは難しく、今後は互角に行える業務提携を模索するだろう。その前にまず、日産が経営陣を刷新して、経営の建て直しを行う必要がある。

 三菱は電動化技術と4輪制御技術を極めていってほしい。トライトンの成功に続いて2026年にデビューするという(ベストカー調べ)デリカD:6、パジェロの復活を期待して待ちたい。

トライトンの新開発ラダーフレームを採用するという情報の次期パジェロ。まずは2.4Lクリーンディーゼルターボで2026年に登場し、その後PHEVを追加する可能性もある(ベストカー編集部作成の予想CG)
トライトンの新開発ラダーフレームを採用するという情報の次期パジェロ。まずは2.4Lクリーンディーゼルターボで2026年に登場し、その後PHEVを追加する可能性もある(ベストカー編集部作成の予想CG)
【画像ギャラリー】2023年8月に発表された三菱期待の新型エクスフォースの日本導入はあるのか?(18枚)画像ギャラリー

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