【スカイライン、ジムニー、スイスポ…】イマドキの高すぎるクルマと安すぎるいいクルマ

逆に割安でお買い得な国産現行モデル6選

 ホント言うと、今の世の中、各社ライバル商品の価格は猛烈に意識しているし、ビックリするほど安いモデルなんて出せるわけないんだけど、魅力を考えると割安だ! とか、これはオンリーワンだから安く感じる! というクルマを、お安いほうから順に6台挙げてみたいと思います。

スズキジムニーシエラ

179万3000~205万7000円

1.5Lエンジンを搭載するジムニーシエラ。 価格は179万3000~205万7000円 。軽自動車のジムニーの価格は148万5000~187万5500円とそんなに大差がない価格帯だ
1.5Lエンジンを搭載するジムニーシエラ。 価格は179万3000~205万7000円 。軽自動車のジムニーの価格は148万5000~187万5500円とそんなに大差がない価格帯だ

 超本格派オフロード4WDという存在感を考えると、軽自動車のジムニーも145万円からなのでお安いですが、102psの1.5L、直4と積むジムニーシエラはオーバーフェンダーが付く分、見た目のインパクトがヘタすりゃメルセデスGクラスに迫る(マジ)。

 エンジンも1.5Lで断然余裕がある。それでいてJLの5MTなら179万3000円! 4ATでも189万2000円! オンリーワンでありながらメチャ安い!

スズキスイフトスポーツ

187万~194万1500円

140psの1.4Lエンジンを搭載するスイフトスポーツ。これがこの時代に187万円(MT)というのは安すぎる!
140psの1.4Lエンジンを搭載するスイフトスポーツ。これがこの時代に187万円(MT)というのは安すぎる!

 スイフトもお買い得だけど、スイスポはボディのしっかり感や上質感が違うし、なにしろものすごく運転が楽しい。

 6速ATでも全然オッケー! スイスポに乗ると、「これ以上のクルマはこの世に必要ないんじゃ?」と思うほど満たされる。

 それほどのクルマが、6MTがたった187万円! 6ATでも194万1500円で買える。スイスポが200万円切っているのは衝撃的だ。

 しかもデュアルブレーキサポートや車線逸脱抑制機能などが付いたセーフティパッケージでも200万円を切る195万8000円(6MT)、これに全方位モニターが付いた全方位モニターパッケージ装着車についても202万6200円(6MT)だから良心的だ。

ホンダS660

201万7400(6MT/CVT)~222万6400円(6MT/CVT)

軽でミドシップのスポーツカーは世界にたった1台しかない。それが200万円ちょっとで買えるのが凄い
軽でミドシップのスポーツカーは世界にたった1台しかない。それが200万円ちょっとで買えるのが凄い

 世界最小のミドシップスーパーカーが、200万円ちょっとで手に入る! この安さはすさまじい。しかも日本でしか買えない。まさにオンリーワン。

 まさか軽でここまでやるとは! これって完全にスーパーカーじゃないか!  スーパーカー顔負けの本格的なミッドシップレイアウト、盤石の剛性を誇るシャーシ。そこから繰り出される本物のスーパーカーと変わらないコーナリング速度は、完全に軽自動車の枠を超えている。  

 でもエンジンは660ccの64馬力のままなので、加速はまんま軽自動車。軽の加速にスーパーカーのコーナリング性能というとんでもない組み合わせだ。

ホンダグレイス

201万6300~261万6900円

地味ながら200万円ちょっとで買える手頃さが魅力なグレイス
地味ながら200万円ちょっとで買える手頃さが魅力なグレイス

 地味な小型セダンながら、小型セダン自体が貴重になっている。ライバルはカローラセダンとシルフィ、インプレッサG4くらい。グレイスはハイブリッドが主力なので、ズバリ、ライバルはカローラセダンハイブリッドだ。

 新型カローラは大変にいいクルマになったが、お値段が30万円ほど上がってしまった。それでも決して高くはないが、ハイブリッドの売れ筋の中間グレードSで257万円。対するグレイスは227万8100円(LX)と、旧モデルらしくキッチリ30万円安い。

 乗り比べれば、シャーシのしっかり感はカローラがずっと上だが、パワートレインの楽しさやダイレクト感は、7速DCTのグレイスが上回っている。

 燃費も大差ない。デザインも互角。どっちも端正で引き締まっていて好感が持てる。地味なグレイスは、結構なお買い得車なのであります。

次ページは : マツダロードスター

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!