■戦ってよし。戦車に「も」なるクルマ
「戦車」の定義は曖昧な部分もあるが、基本的には無限軌道(いわゆるキャタピラ)は必須。ということで、陸上自衛隊が2016年から配備する予定の「機動戦闘車」は戦車ではない。キャタピラじゃなくてタイヤですから。
しかしこれはもう「実質戦車」と呼んでもなんら間違いない強烈な兵器だ。主砲は、現在でも使われている74式戦車と同じ105mmライフル砲。これは、10式戦車に置き換えられつつある74式戦車の弾薬を流用するためらしい。
「クルマ」という部分でも目を引く。最高出力570psの直4ディーゼルターボにより、最高速度は100km/h。その気になれば東名高速とかを巡航できるスピードを有しており、重量的にも高速道路も走れる設計。ほぼ戦車なのに走りに長けている!(文/フォッケウルフ)
●DATA:全長8.45×全幅2.98×全高2.87m/重量:約26t/エンジン:直4水冷ディーゼルターボ/最高出力:570ps/2100rpm/乗員数:4名/主武装:52口径105mmライフル砲
■「走る社長室」!? 執務室に「も」なるゴージャスなクルマ
平社員もそれなりに忙しいが、世の社長や重役の方も何かと忙しい(たぶんね)。移動しながら執務ができる空間がほしい、そんなお偉方に朗報!
(2014年)1月にビッグマイナーチェンジした日産エルグランド、オーテックバージョンのエグゼクティブ向けの特別仕様車「VIP」はまさに走る執務室だ。
なにせ8人乗ってもゆったりなのに4人乗りという部分が贅沢。写真を見てもおわかりのとおり、2列目エリアは広大このうえなし。特製のテーブルはパソコンが扱いやすい設計になっており、社長サンもこれで満足。会社経営もグッドグッド!!
●DATA:「エルグランドVIP2列仕様」ベース車グレード:350ハイウェイスタープレミアム/価格756万円(2WD)
■こちらはいつでも水上「も」走る。水陸両用バス「Sky Duck」(スカイダック)
上のFOMMが非常時に「水に浮く」のなら、こちらは「いつでも水に浮いて水面を走る」水陸両用バスだ。各地の観光地などで水陸両用バスは走っているが、紹介するこれは東京スカイツリー近くも(陸上を)走る「Sky Duck」。
車両はアメリカのCAMI社製で、全長約12m、乗車定員34名というサイズ。ハイライトは水しぶきをあげる入水時で、遊園地のアトラクション以上の迫力という声も上がるほど! 一度お試しあれ。
【番外コラム】風呂に「も」浸かれるクルマたち。ほっこり2連発!
●なが~いミニ、リア部分を開けるとそこはジャグジー
そういえばあったなぁ、という風呂に「も」浸かれるクルマが写真のミニXXL。小さいミニをストレッチさせた、いわばミニのリムジン。これはPR用に作られたモデルで、6輪車にも目がいくがもっと注目はリア部分。そこのルーフトップを取り外すと……、あ~らジャグジーがあるじゃありませんか! 実にユニークでビッグな発想。もうミニとは言わせません。なんてね。
●これぞ「走る家」。名物はやはりジャグジーだったりする
超デカいキャンピングカーなのだが、規模がハンパじゃない。なにせ車内にはクルマを収納できるガレージや、ソファ&テーブルがセットされたリビングルームまである。ドイツ製の「FUTURIA SPORTS+SPA」というクルマで、車内にはジャグジーもある。約6700万円というお値段らしいが、家を買ったと思えば安いか(冷静に考えると安くないよな~)。
(写真、内容はすべて『ベストカー』本誌掲載時のものですが、必要に応じて注釈等を加えている場合があります)









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