ヤリスvsフィット、クラウンvsスカイラインほか 王者トヨタと本気のガチ対決 4選!!

【Dセグサルーン対決!】トヨタ クラウンハイブリッドvs日産 スカイラインハイブリッド

●トヨタ クラウンハイブリッド(507万1000~703万4500円)

ダイナミックフォースエンジンの直4、2.5Lハイブリッドと従来からあるパワフルなV6、3.5Lハイブリッドの2種類が設定される

VS

●日産 スカイラインハイブリッド(557万5900~644万4900円)

プロパイロット2.0を採用しているのはV6、3.5Lハイブリッドのみ

●国沢光宏審査員の評価

 決定的な違いは運転補助システム「プロパイロット2.0」ということになるだろう。スカイラインのプロパイロット2.0、安全性向上に大きく寄与すると思う。常時ドライバーをカメラで確認し、異常あったら対応してくれますから。

 この2車、メインユーザーは私と同等以上のシニア層。うっかりミスで事故を起こしたくない。運転中、体調不良になることも考えられるし。といったことを総合的に評価したならスカイラインです。

●渡辺陽一郎審査員の評価

 現行クラウンはスポーティな性格に変わり、走りはよくなったが、柔軟な乗り心地は失われた。それでもスポーツセダンの走りを競えばスカイラインが勝り、クラウンは魅力がわかりにくい。

 現行クラウンは少し迷走気味だが、後席を含めた居住性などの総合評価は依然として高い。スカイラインは独自の操舵システムを採用するが、運転すると違和感が残り、ターボの衝突被害軽減ブレーキは歩行者を検知できない。

●片岡英明審査員の評価

 クラウンは2種類のハイブリッド車を設定し、日本のユーザーを強く意識して全幅を1800mmに抑えた。プラットフォームも一新し、ハンドリングと乗り心地の妥協点を高いレベルに上げている。

 スカイラインは全車を上質な6気筒とし、ターボだけでなくハイブリッド車もクラウンよりはるかにスポーティな味わいだ。先進安全装備のプロパイロット2.0も魅力的と感じる。だが、基本設計の古さが顔を出す場面も………。

●採点&結果

・クラウンハイブリッド…国沢 85点+渡辺 75点+片岡 85点=計 245点
・日産 スカイライン ハイブリッド…国沢 85点+渡辺 68点+片岡 80点=計 233点
よってクラウンハイブリッドの勝ち!


【場外乱闘】日産 ノートe-POWER vs トヨタ アクア

(TEXT/永田恵一)

 よく売れている2台ながら、どちらも乗り心地やインテリアなどクルマとしての質感はあまり高くない。燃費はアクア優勢となるが、ボディの大きさを生かした広さ、EV的なパワフルかつスムーズで静かな走り、アクアも頑張っているもののNISMO Sなどバリエーションも豊富と、総合するとノートe-POWERが大きくリード。日産国内販売のエースが負けるほうが問題。

トヨタ アクア(上)と日産 ノートe-POWER(下)

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