【いつの間にか絶滅危惧種!?? 復活普及希望!!】 品良し! 格調も高し!! タテ目グルマ列伝

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 2019年1月、衝撃的なマイチェンとなったデリカD:5。なにが衝撃的だったかというと、やはり特異なそのフロントフェイスだろう。

 当編集部内でも「意外にカッコいいじゃん!」という評価もあったが、逆に「最悪でしょ~!」と賛否両論分かれたが、今となっては反対派も「見慣れてくればなかなかいいかも…」と肯定的になってきている(あら不思議)。

 確かに同系の上のeKクロスを見れば、軽とは思えない迫力だし、海外のモデルには見られないデザインで、なかなかカッコよろしい。

 デザインのポイントは、タテ長のヘッドライトを採用したこと、そしてポジションランプをヘッドライトの上に持ってきたこと。

デリカD:5のダイナミックシールドを採用したeKクロス。軽自動車とは思えない迫力

 さて、このタテ型ヘッドライト、クルマのデザインの流れから見るとひさびさの登場となる。最近はトヨタのキーンルックに代表されるようにヘッドライトは横長のつり目が圧倒的に多かったが、そんななかにあってタテ型ヘッドライトは新鮮。

 もしかすると今後のデザインに新風を吹き込む可能性が大だ。考えてみればタテ型ヘッドライトはずっと昔からあった。それが最近の流れで埋没していたが、今後は盛り返しなるかもしれない。

 そこでこの企画ではタテ目ヘッドライトを考察、過去のモデルを紹介しつつ、そのカッコよさを再確認してみたい。

【画像ギャラリー】カブリオレ、ピックアップトラックから軽トラまで!? 「タテ目デザイン」の系譜をギャラリーでチェック!!

※本稿は2019年12月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年1月26日号


■メルセデスベンツ 300SL(1957年)

 ハイソサエティなクルマはやっぱりタテ目が似合う。こちらオープン2シーターモデル。

■日産セドリック(1960年)

 初代モデルはご覧のようにタテ目だったが、2年後にはヨコ目になってしまう。残念!

■アルファロメオ2600スパイダー(1962年)

 2+2のオープンボディを持つ。エンジンは2.6Lの直6。フォグランプとのコンビか?

■メルセデスベンツ600プルマン(1964年)

 プルマンは当時のVIP専用車。格式を重んじる故にヘッドライトはタテ目だ。

■ポンティアックボンネビル(1966年)

 超横長のフロントグリルとタテ目のコンビネーション。シャープな印象でありますネ。

■フォードフェアレーン(1966年)

 ハイソサエティな家族のワゴンは、やっぱタテ目です。サイドのウッドパネルもステキ!

■キャデラック(1966年)

 1966年モデルのキャディ。オープンボディのほか、2ドアクーペ、4ドアクーペがあった。

■マーキュリーコメット(1966年)

 マーキュリーのミドルサイズクーペ。1966年前後はタテ目のオンパレードだった。

■フォードギャラクシー(1967年)

 ライバルに対抗するためフォードも3代目ギャラクシーにタテ目モデルを投入。

■ポンティアックGTO(1967年)

 GMのマッスルカーの一台。最大排気量は6.4L。GTOの名はフェラーリからのインスピレーション。

■日産グロリア(1967年)

 GTOそっくりに見えるが、こちら日産の3代目グロリア。タテグロの愛称を持つ。

次ページは : ■メルセデスベンツ250c(1967年)

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