2020年のレクサス それ以降の新車デビュースケジュールはどうなる?
さて、今後もレクサスは過去最高を更新するほどの勢いを保ち続けるのか? それは今後新車登場スケジュールを追っていけばある程度の予想はつく。
まず、2020年の新車登場スケジュールだが、まったくの新規モデル、フルモデルチェンジする新型車はなく、2020年10月から年末にかけてビッグマイナーチェンジするISとLSのみだから、2019年前年実績を上回ることは難しいと予想される。
さらに2021年以降、レクサスからどんな新型車が出るのか、今わかっている情報をすべてお伝えしていきたい。新車登場スケジュールを表にまとめたので見てほしい。
■各レクサス車の現行型のデビュー時期/次期型デビュー予想時期
●LS:現行2017年10月登場/2020年11月頃ビッグマイナーチェンジ、2021年10月頃LS F追加
●GS:現行2012年1月登場/2020年7月頃モデル廃止ではないかと予想(未定)
●ES:現行2018年10月登場/2022年10月頃ビッグマイナーチェンジ
●IS:現行2013年5月登場/2020年10月頃ビッグマイナーチェンジ
●CT:現行2011年1月登場/次期CTは2021年12月頃登場
●LC:現行2017年3月登場/2020年7月頃LCコンバーチブル追加。2021年3月頃ビッグマイナーチェンジ
●RC:現行2014年10月登場/2023年10月頃次期RC登場
●LX:現行2015年8月登場/次期LXは2020年冬~2021年春頃登場
●RX:現行2015年10月登場/次期RXは2022年10月頃登場
●NX:現行2014年7月登場/次期NXは2021年7月頃登場
●UX:現行2018年11月登場/2021年1月頃UX300e追加、2022年11月頃ビッグマイナーチェンジ
■新規SUVのLF:2021年11月頃登場
■新規アルファードベース高級ミニバンLM300h:2020年2月から中国で発売(約1820万~2290万円)。日本導入の予定は今のところなし
※次期型登場スケジュールの内容は遠藤徹さんがメーカーや販売店を取材して得た情報です。2020年2月時点での情報で今後は変わる可能性があります。新情報が入り次第お伝えいたします。
ISのビッグマイナーチェンジ/2020年10月頃デビュー
さて、ここから気になる注目車の動向を個別に見ていこう。まずISだが、ビッグマイナーチェンジは2020年10月頃になりそうだ。
「プラットフォーム&パワートレインは基本的には変わらないが、ボディパネルは4枚のドア以外はすべてが一新される」(首都圏レクサス店営業担当者)という情報が入ってきている。
ボディサイズは現行モデルに比べて全長25mm、全幅30mm、全高5mm延長&拡大する。フロントマスクは最近のレクサス車に見られるように大型グリルデザインを採用し、質感をさらに上げる。
リア回りではリアコンビランプの左右独立タイプから一体型で夜間での視認性を向上させる。アルミホイールは見栄えの良い新デザインを採用する。エクステリアデザインで特徴的なのはリアのクオーターパネルの処理である。
現行モデルではトランク部分を明確に独立させたような3ボックスレイアウトだが、改良型はクーペ的にファストバックに近い処理を採用する。室内は全幅の拡大や内張レイアウトの工夫で若干の広さを確保している。
パワーユニットの2Lターボ、2.5Lハイブリッド、3.5LNAガソリンは同じだ。ハイブリッドは足回りの強化などで走りのポテンシャルアップは大幅に向上させる。
これらのコストアップで車両本体価格は30万円程度引き上げられるもよう。この改良型ISの上級シフトによって、アッパーミディアムセダンのGSが廃止されるという情報も入ってきている(未定、確定情報ではない)。
さらに注目すべきポイントは現行モデルでIS Fが復活するということだ。IS Fはレクサス初のFモデルとじて初代ISをベースに開発されたが、2013年のフルモデルチェンジ以降、現行型には設定されず、4ドアのFはGS Fに引き継がれていた。
しかし、よりコンパクトな4ドアのFを求める声が多く、マイナーチェンジとは別に新たにIS Fが投入される見込み。
パワートレインはほかのFモデルと同じV8、4968㏄NAで最高出力481ps、最大トルク54.6kgmを発揮し、8速ATが組み合わされるというもの。このIS Fの投入により、GS Fがラインナップから消滅することになる。
さて、一番気になる次期ISがいつ登場するのかということだが、今掴んでいる最新情報によれば、2020年10月頃にビッグマイナーチェンジした後は少なくとも今後3年以上フルモデルチェンジする計画がないことが判明した。
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