クルマの足もとを支えるタイヤ……だけでなく、タイヤメーカーは実に多彩な分野で、その技術力をいかんなく発揮している。このメイン写真の人工芝もまさにそのひとつだ。
今回は多岐に渡るタイヤメーカーの“タイヤ以外の”取り組みから10の凄いコトを選りすぐってお届けする。
文:ベストカー編集部/写真:ブリヂストン、横浜ゴム、住友ゴム工業
1.西川産業のマットレスに新開発のウレタンフォームが採用
【ブリヂストン】
ブリヂストンが新たに開発したウレタンフォーム「ソムニフォーム」が、西川産業のコンディショニングマットレスの新商品「エアー03(ゼロスリー)」に採用された。
柔らかく、かつ高い反発弾性の特徴を持つソムニフォームを「エアー03」の上部層に一層追加することで、柔らかく包み込むような寝心地を提供。体圧分散性能の向上を追求している。
2.新たな天然ゴム資源!? ロシアタンポポの共同開発を開始
【ダンロップ】
より環境に配慮した高性能な商品提供を目指す住友ゴム工業は、新たな天然ゴム資源として「ロシアタンポポ」に着目。米ベンチャー企業のカルテヴァット社と、その実用化検討のための共同研究を開始した。
ロシアタンポポは、従来の天然ゴム資源であるパラゴムノキと異なり、温帯地域で栽培が可能なため、北米をはじめとする、世界の多くの地域で栽培が可能だ。
3.タブレットに最適。ブルーライトカットフィルムを開発
【ヨコハマ】
無色・透明で液晶ディスプレイの本来の色彩を損なうことなく、ディスプレイのバックライトに使用されるLED光源からのブルーライトを減衰できるフィルム「YF-Rシリーズ」を、横浜ゴムが開発した。
LED光源でのピーク波長となる450nm付近でも効果的にブルーライトをカットすることに成功している。
4.充填材を使わない人工芝「ハイブリッドターフEVO.」
【ダンロップ】
メイン写真でも紹介した人工芝がこちら。ゴムチップや目砂といった充填材(インフィル)の代わりに、カール状のヤーン(原糸)を織り込んだノンフィルタイプの人工芝、「ハイブリッドターフEVO.」だ。
豊富な実績を積み重ねた住友ゴム工業が送り出す、ロングパイル人工芝「ハイブリッドターフ」の新仕様で、充填材がウェアや肌に付着することがないため、さまざまな競技を快適に行うことができる。
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