9月9日からドイツ・ミュンヘンで開催されている「IAA MOBILITY 2025」にて、Gクラス好き日本人注目の「ベイビーGクラス」のティザー画像が公開された。さてどんなモデルなのか、解説していこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、メルセデス・ベンツ
【画像ギャラリー】超人気の現行GクラスとベイビーGクラスのスタイルは違うのか?(3枚)画像ギャラリーいよいよ身近なGクラス、ベイビーGクラスの登場が確実となった
今回、GクラスのエントリーモデルとなるGクラスの姿が、リアスタイルのみとはいえ、ティザー画像という形で世界初公開となった。実はこのベイビーGクラス構想は、2023年9月、同じミュンヘンで開催されたIAAモビリティショーにて、メルセデスCEOオラ・ケレニウス氏が“リトルG”のプロジェクトを公に明かしたことに端を発する。
その際、「ビッグGの娘、または息子を数年以内に届ける」と語り、ベールに包まれたベイビーGの存在を示唆していた。その時のパワーポイント資料には、Gクラスのモデルラインナップのピラミッドの最下層にはGクラスの下に“g”という文字と、不明瞭だったがビジュアルもあったのだ。ちなみにベイビーG、リトルGなど呼び方はもちろん正式な名称ではない。
「IAA MOBILITY 2025」では、メルセデス・ベンツは史上最大規模の新型モデル群を発表するプロダクト戦略を展開。その中核となるのは電動化への転換を象徴する全電動GLC(EQ Technology)のワールドプレミアであり、CLA Shooting Brakeの電動版やCONCEPT AMG GT XXなど未来志向のモデルも揃えられていた。
IAA会場のオープンスペースには多様な電動モデルが集結。そんななかでの“リトルG”のティザーは、決して主役ではなかったものの、注目を集めていた。
正式な車名はまだアナウンスがないものの、ラダーフレームを採用した本格的なクロカン四駆であること、アイコニックとなっている箱型のシルエットで、シャープさや若々しさを加えるものの、基本的なGクラスのデザインは踏襲することを明らかになった。
注目のパワートレインはまだ明らかにされていないが、おそらくBEVを中心にガソリン+48Vハイブリッドも併用されるかもしれない。リトルGクラスの生産は2026年後半に開始され、2027年初頭の発売になる可能性が高い。
ベイビーGの価格は800万円?
価格については北米でGクラスが14万ドル超(2000万円超)ということを考えると手が届きやすい6万~6.5万ドル(約800万~900万円)と見込まれる。ちなみに現在、日本でのGクラス新車価格はG450dが1844万円、AMG G63が2849万円、G580 with EQテクノロジーが2635万円。
Gクラスの中古車相場はやや下がってきており、2018年6月以降の中古車平均価格は約1630万円、最安のG350dが1000万円前後で狙えるようになったとはいえ、まだまだ高嶺の花である。
そこへ、800万円級のベイビーGクラスが日本に入ってくれば争奪戦になるのは明らか。高級SUVのヒエラルキーがどうなるのか、2年後が待ち遠しい!






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