普段使いができてクルマを操る楽しさも味わえるスズキワゴンRのMT車
1993年9月の発売以降、軽ワゴンという市場を新たに築いた軽自動車を代表するモデルとして人気を集めているワゴンR。
2017年2月にデビューを果たした現行の6代目は当初、広く使える前席のパーソナルスペースと機能的で使いやすい後席の実用スペースを融合した新たな軽ワゴンの使いやすさを表現するべく、個性的な3つのエクステリアデザインを採用したことが大きなトピックだった。
直近の2025年12月に行われた一部改良ではスティングレーや標準車がなくなり、カスタム系のガソリンとマイルドハイブリッドの1車種2グレード体制となった。
改良内容はフロント回りのフェイスリフトと3種類あったエクステリアデザインをカスタムZのデザインに一本化したほか、先進安全装備のアップデートや4.2インチのインフォメーションディスプレイの標準化、静粛性の向上など。既存MT車オーナーがいることを考えてか、しっかりとMT車を残してくれていることは嬉しい。
ガソリン車のZL、FF(145万7500円)と4WD(158万700円)にMT車をラインナップ。いまどき、150万円ほどで買えるなんてすばらしい!
フツーのトヨタヤリスの6MT車
エンジン、排気量、駆動形式が細分化され、12種類にものぼるモデルが展開されているヤリス。そのなかで1.5Lのガソリンエンジンを搭載するZ、G、Xという3グレード(2WD)に6MT車が用意されている。
GRヤリスがスポーツモデルだが、こちらはいわゆるフツーのクルマのMT車だ。いまやカローラにMT車が設定されていないから、素うどん的なMT車はこのヤリスしかない。
小型・軽量化を徹底的に追求し、燃費・動力性能・環境性能において高いパフォーマンスを発揮するヤリスの1.5Lガソリンエンジン。
高速燃焼による熱効率の向上によって40%以上という最大熱効率を実現するとともに、低回転域からのトルクフルな加速フィーリングによって実用域での軽快感と燃費向上を高次元で両立している。
加えて、“軽く、小さく、扱いやすく”をコンセプトに開発したTNGAプラットフォームが運転のしやすさと優れた操縦安定性を実現。
しかも、エンジン構成位置などの重量配分を最適化することで徹底した低重心化を図るとともに、軽量でありながら高い剛性を備えたボディの採用で安定感に優れた走りの質も追求されている。
それゆえに6MTとのマッチングも良好で、1.5L直3エンジンは120ps/14.8kgmと控えめなスペックでありながら、Xが990kg、Gが1000kg、Zが1010kg(いずれも6MT車)という1トンほどの車重だから、軽快で想像以上に楽しませてくれるのだ。
2026年2月の一部改良で特別仕様車Z“URBANO”では6速MT車(1.5Lガソリン、2WD)を新設定し、ツートーン「ブラック×マスタード」を用意するなど、走り好きにも訴求する内容。
気になるのは価格。X(6MT、2WD)が177万1000円、Gが199万6500円、Zが219万7800円という価格も魅力だ。
スイフトMXハイブリッドのMT車
スイフトのマニュアル車といえば、2025年2月に生産が終了した“スイフトスポーツ”を思い浮かべる人が大半だろうが、実は現行のスイフトにもMT車は設定されている。
ガソリンエンジン車のXGグレード、マイルドハイブリッド車のハイブリッドMZとハイブリッドMXという3グレードのうち、5MT車が設定されているのは中間グレードに位置するハイブリッドMXの2WDモデル。
スイフトの1.2L、Z12E型高効率エンジンは効率化による高い燃費性能を実現しただけでなく、低速から滑らかに上昇するトルク特性による街乗り走行での軽快感を実現して燃費性能と走行性能の両立。スペックはエンジンが82ps/11.0kgm、発電用モーターが3.1ps/6.1kgmを発生する。
また、発電効率に優れたISG(モーター機能付発電機)によって減速時のエネルギーを利用して発電し、専用バッテリーに充電するマイルドハイブリッドはその電力を活かしてエンジンをモーターでアシストすることでWLTCモード燃費24.5km/Lを稼ぎ出している。
MXハイブリッドの価格は192万2800円! 小気味良く決まるシフトフィーリングが楽しめる素のMT車が200万円切りとは嬉しい限りだ。
【画像ギャラリー】おじさんにおススメの絶滅寸前「素うどん的なフツーのMT車」の写真をチェック!(6枚)画像ギャラリー








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