コペン ジムニー ハスラー…スポーツに、オフロードに 全力で趣味に走れるお薦め軽7台

 軽自動車と言えば、まずは生活の足という側面があるが、スポーティな走りや遊びゴコロ(それこそスペーシアのCMではないが)を満たしてくれるクルマたちも揃っている。

 本企画では、スポーティに走りを楽める軽と、趣味に使い倒せる軽とをそれぞれラインナップ、採点してもらう。

 特に「趣味を楽しむモデル」の3台にはスズキのクルマが揃った。ディーラーで迷う人も出てきそうな部分かとも思うので、是非参考にしてみてほしい。

●スポーツモデルラインナップ…ホンダS660、ダイハツコペン&GRコペン、スズキ アルトワークス

●趣味を楽しむモデルラインナップ…スズキ ハスラー&スペーシアギア&ジムニー

【画像ギャラリー】S660、コペン、ハスラー、ジムニー…ハマれば楽しすぎるクルマたちをギャラリーでチェック!!!

※本稿は2020年4月のものです/文:永田恵一、片岡英明/ 写真:ベストカー編集部/初出:『ベストカー』 2020年5月26日号


■とことん走り尽くせ!!! スポーツモデル編

 まずS660で頭に入れたいのはふたり乗ったらバイクと同等の荷物しか載らないのと、クローズドでは乗降性が最悪なことだ。

ホンダ S660…2015年4月登場のビート以来となる軽ミドオープンスポーツ。価格帯203万7100~304万2600円

 その代わり、動力性能は4台中最弱ながら、そのぶん全開にできる機会が多いことやブレーキのガッシリ感、安心して楽しめるハンドリングなど一番スポーツカーしているのはコイツだ。

 コペンは、S660と同じジャンルながらノーマルコペンは「乗用車をちょっとスポーティにした」というイメージ。

ダイハツ コペン…FF方式の軽オープンスポーツで現行型は2代目モデル。価格帯188万6500~243万5000円

 プロムナードカー(お散歩クルマ)がほしいというならこれはこれでアリなキャラなので、サスペンションがソフトな方向となる標準グレードを気に入ったスタイルのATで乗ることを薦める。

 コペンGRスポーツはボディ剛性の向上、サスペンションの強化、電動パワステの専用チューンなどにより、生まれ変わったように「運転して楽しいシャープなスポーツカー」になっている。

ダイハツ GRコペン…昨年(2019年)10月に追加設定されたコペン第4のモデルとなるGRモデル。価格帯238万~243万5000円

 それだけにMTで乗りたいところながら、ノーマルコペンと同様にシフトフィールとクラッチフィールがイマイチなのが惜しい。

 最後にアルトワークスは軽さとクロスミッションにより動力性能の痛快さは3台をブッチ切る。

スズキ アルトワークス…現行型アルトになって復活した、かつてのホットモデル。価格帯153万7800~168万6300円

 また軽快なハンドリングと適度なコツコツ感がある乗り心地のバランスも良好で、全体的にほどよくピリリとした仕上がりとなっており、実にホットハッチらしい。

■軽スポーツモデルの採点&まとめ

 この種のクルマは売っているだけでも尊い趣味のクルマだけにコストパフォーマンスなども加味して点数はつけるが、気にせずに好みや使い方にあったものを選べばいい。

 そのなかでアルトワークスとS660のキャラは際立っているのに加え、GRスポーツの追加以来コペンが頑張っているのも非常に嬉しく思う!

●採点結果
・アルトワークス……95点
・S660……93点
・コペンGRスポーツ……90点
・コペン……85点

■趣味を思いっきり楽しむならどれ? “同門”スズキの3台を採点!(ハスラーvsスペーシアギアvsジムニー)

(TEXT/片岡英明)

 軽自動車を得意とするスズキは、遊べるスモールカーを豊富に用意している。エンジンは3車ともR06系の3気筒DOHCが基本だ。

 ハスラーとスペーシアギアはマイルドハイブリッドで、NAとターボを揃えた。ジムニーはターボだけの設定である。

スズキ ハスラー…昨年(2019年)12月にフルモデルチェンジされた大ヒットクロスオーバーモデルの2代目。キープコンセプトを採用。価格帯136万5100~174万6800円

 NAエンジンで実力が一歩上と感じるのは新設計のR06D型に新開発のCVTを組み合わせたハスラーだ。発進直後の瞬発力は今一歩だが、そこから先は軽やかな走りを見せる。

 ターボエンジンはパンチがあり、加速も力強い。こちらも軽量ボディで背も低いハスラーがライバルを上回る好フィールだ。だが、副変速機を装備するジムニーには違う次元の面白さがある。

 ハスラーは高剛性プラットフォームの採用もあり、ハンドリングと乗り心地の妥協点が高い。

 オフロードを主戦場とするジムニーと重心の高いスペーシアギアは、高速走行を中心とするステージではちょっと置いていかれてしまうシーンが目立つ。

 キャビンはスペーシアギアが広く、これに僅差でハスラーが続く。この2車は小物の収納が充実しているし、荷室の使い勝手もいい。

スズキ スペーシアギア…スペーシアのクロスオーバーモデル。価格帯164万4500~184万6900円

 ジムニーは3ドアだから多人数だと乗降性に難があり、後席も窮屈だ。が、ふたり乗りと割り切ると荷室は満足できる広さだと言えるだろう。

 先進安全装備が充実しているのは、設計の新しいハスラーで、追従クルーズコントロールやステアリング支援などを装備した。

 だが、快適装備はスペーシアギアが充実している。ジムニーは2車と比較すると安全装備も快適装備もちょっと物足りない。

 トータル性能が高いのはハスラーだ。

 が、後席が主役ならスリムサーキュレーター(小風量の高速気流で室内の空気を効率よく循環させる装備)を装備したスペーシアギアが魅力的と感じる。悪路ではジムニーが頼もしい存在だ。

スズキ ジムニー…2018年7月、20年ぶりにフルモデルチェンジされたタフな軽クロカン車。価格帯148万5000~187万5500円

●採点結果
・ハスラー……88点
・スペーシアギア……82点
・ジムニー……73点

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