ようやくスーパーGTの開催日程が発表され、開幕戦は7月18日~19日の富士スピードウェイとなったが、当面は無観客での開催。
サーキットでマシンやレースクイーンを見るのも当面お預けである。新型コロナウイルス感染症の終息を願うばかりです。
2019年のレースクイーンを振り返る当企画の5人目は、昨年スーパーGTで前回登場の生田ちむちゃん(記事リンク)のチームメイト、霧島聖子ちゃんだ。
勝利の女神という言葉があるが、この女神とはニケ(スニーカーで有名なナイキの語源)を指すが、彼女は2019年レース界のニケであった!
文/写真:松永和浩
【画像ギャラリー】霧島聖子ちゃんのチャンピオンチームコスチューム!
■2019年王者を獲得した異なる2チームを応援
今回紹介するのは霧島聖子さん。2019年のSUPER GTではGT500クラスのWAKO’S 4CR LC500のレースクイーン「2019 WAKO’S GIRLS」です。
そしてスーパーフォーミュラではVANTELIN TEAM TOM’Sのレースクイーン「ネッツ多摩T’s factory lady」として活躍しました。
モータースポーツマニアの方ならもうお解かりかもしれませんが、この2つのチームは両方とも2019年のチャンピオンチーム! つまり霧島聖子さんは同一年度の2つのカテゴリーでチャンピオンを経験しているのです。
なお同一年度でSUPER GTとスーパーフォーミュラの両方のチームでチャンピオンを経験したレースクイーンはこれまで存在しません。
つまり霧島聖子さんは同一年度の2カテゴリーでチャンピオンを経験した史上初の、そして現在のところ唯一のレースクイーン、ということになります。
ひとくちに2カテゴリー制覇と言ってもSUPER GTとスーパーフォーミュラの両方に参戦する同一チームであれば今後も可能性は無いわけではないでしょう。
しかし霧島聖子さんの場合はSUPER GTではチームルマン、スーパーフォーミュラではチームTOM’Sという別々のチームでチャンピオンを経験しています。
そのことから一部の業界筋では、「初代 勝利の女神」とまで呼ばれているほど幸運を呼び込む力があると噂されていました。
■ライブ配信半年でフォロワー5万人超え!
初代ということであれば霧島聖子さんは「初代ライブ配信の女王」という異名もありました。
コロナ感染症によるステイホームで一般的にもメジャーコンテンツとなったスマホアプリによるライブ配信ですが、日本国内での黎明期である2018年にスマホアプリのライブ配信を始めた霧島聖子さん。
スタートからたった半年でフォロワー数が5万人を超えるという大人気Liver(ライバー)となります。当時の彼女のtwitterのフォロワー数は1万に満たないところでしたので、ライブ配信での異常な人気ぶりがうかがえます。
その秘密はなんと言っても「素」をさらけ出しているところ。サーキットやイベントでは普通に標準語で話す上に、ミス流暢と言われる流れるようなナレーションなどMCとしての側面も併せ持っている霧島聖子さん。
ところがライブ配信では、大阪出身の関西弁バリバリ! このギャップが大人気となっていいたようです。
また歌手としての側面もある霧島聖子さん。自主制作の音楽CDに30タイトル以上参加し、そのどれもが完売。
またコナミの音楽アーケードゲーム「SOUND VOLTEX」シリーズにも霧島聖子さんが作詞と歌唱を担当した曲が収録されるなど、こちらも大活躍。
レースクイーンとしてもその歌唱力を生かしてD’STATION FRESH ANGELS 2018に参加。そして1年のブランクを経て今年はスーパー耐久のイメージガールとしてD’STATION FRESH ANGELS 2020として活動します。
SUPER GTでのGT500クラス 24号車リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rのレースクイーンとしても活動する2020年の彼女。今年も勝利の女神としてチームを勝利に導いていただきたいと願います。
松永和浩/主にモータースポーツ分野で活動する自動車系フォトジャーナリスト。電子書籍モータースポーツ誌「月刊AKIBA Spec」(ELECTRO IMAGING刊)発行人編集長も兼務。
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