日産ジュークの中古がめっちゃお買い得に!! 新型キックスもいいけど中古ジュークが大勝利展開!??

2019年12月をもって生産が終了したジュークの中古車は?

2010年6月に発売されたジューク。マイナーチェンジ前のモデル。写真は114ps/15.3kgmを発生する1.5L、直4を搭載する15RS
2010年6月に発売されたジューク。マイナーチェンジ前のモデル。写真は114ps/15.3kgmを発生する1.5L、直4を搭載する15RS
2014年6月のマイナーチェンジで立体的な形状の「Vモーショングリル」や「ブーメランシェイプ」と呼ばれるV字型のシグネチャーLEDポジションランプやウインカー付きドアミラーに変更したほか、前後バンパーやリアLEDコンビランプの意匠も変更
2014年6月のマイナーチェンジで立体的な形状の「Vモーショングリル」や「ブーメランシェイプ」と呼ばれるV字型のシグネチャーLEDポジションランプやウインカー付きドアミラーに変更したほか、前後バンパーやリアLEDコンビランプの意匠も変更

 一方2010年に登場し、約10年間販売されたジュークの中古車は現在約1150台流通している。2020年5月のゴールデンウィーク明けには約1320台の中古車が流通していたので、現在は減少傾向となっている。

※ジュークの中古車情報はこちら!

 平均価格の推移をもっと長い1年というスパンで見てみると、2019年8月時点におけるジュークの中古車の平均価格は約90万円。

 その後、年度末となる2020年3月にピークとなる約98.3万円まで上昇。この値上がりは未使用中古車が出回ったことによるものと考えられる。その後は急落し、現在の80万円まで値落ちが進んでいるのだ。

 新車のキックスと中古車のジュークを単純に価格で比較すれば、それは10年間という長いモデルライフで、価格帯が約23万~約250万円という中古車のジュークに軍配が上がるのは当たり前。

 しかし、運転支援システムのプロパイロットや燃費性能に優れ、EVのような走行感覚を味わえるe-POWERはキックスでしか味わえない。そう考えると、単純な価格の比較は意味がない。

 そこで、現在のキックスにはないジュークの魅力に絞って比較することがこの企画のメインテーマと言えるだろう。

 では、中古車のジュークの魅力と言えば、114ps/15.3kgmを発生する1.5L、直4モデルよりも、1.6L、直4ターボのパンチのある走行性能と4WDの駆動方式ということになる。

キックスにはないジュークの1.6Lターボモデルがオススメ!

16GT/GT FOURに搭載されるMR16DDT型1.6L、直4ターボエンジンは190ps/24.5kgmを発生する
16GT/GT FOURに搭載されるMR16DDT型1.6L、直4ターボエンジンは190ps/24.5kgmを発生する

 ここからは、1000台以上あるジュークの中古車の中から、1.6L、直4ターボエンジンを搭載した1.6GT、1.6GT-FOUR、NISMOそしてNISMO RSの中古車事情を紹介しよう。

 その前に1.6Lターボモデルの概要を書いておきたい。2010年11月、190ps/24.5kgmを発生する、MR16DDT型エンジンを搭載したFFモデルの「16GT」および同じく4WDモデルの「16GT FOUR」が追加された。

 2013年2月には16GT FOUR Type VをベースとしたジュークNISMOが発売。フロントバンパーは両サイドをワイド化し、専用のハイマウントストップランプ付きのルーフスポイラーを装着することにより、空気抵抗を低減するとともにダウンフォースを向上したことで走行安定性を高めた。

 エンジンは200ps/25.5kgmまで高められた1.6L、直4ターボ。エクストロニックCVTは7速マニュアルモードのギア比をクロスレシオ化。

 さらに、18インチワイドタイヤ+専用アルミホイールや欧州でチューニングされた専用サスペンションの採用により、ハンドリング性能、乗り心地、高速安定性のトータルバランスを高めた。

 2014年11月に発売されたNISMO RSは16GT FOUR」をベースに、エンジンはベース車と同じMR16DDT型ながらECUのセッティングをさらに改良。

 コンロッドベアリングの耐久性を高め、回転域でも力強いトルクの持続を可能にする専用チューンを施すことで214ps/25.5kgmまで向上。

 エクストロニックCVTは8速マニュアルモード付き(エクストロニックCVT-M8)とし、パドルシフトも採用した。ブレーキシステムはフロントブレーキローター径を拡大し、リアにベンチレーティッドディスクを採用するとともに高レベルの制動フィールを向上させた。

 また、サスペンション、「ALL MODE 4X4-i」のトルクベクトル機能、車速感応式電動パワーステアリングもエンジンの高出力化に合わせてチューニングを施した。

 シートはRECARO社との共同開発により、NISMO専用チューニングが施されたRECARO製スポーツシートを採用。

 2015年11月には、NISMOがエクステリアやインテリアを中心にNISMO RSとの共通装備を多く採用しつつ、エンジンやトランスミッションをベース車の16GT FOURと同じ仕様としたスタイリッシュモデルとして装いも新たに発売された。

 新仕様のジュークNISMOでは専用装備として、専用スウェード調シート(nismoロゴ入り、レッドステッチ付)を採用したほか、シフトノブとシフトベース回りの専用フィニッシャーにインテリジェントコントロールディスプレイダイヤルスイッチの専用フィニッシャーと同じ色のダークメタリックを採用。さらに、専用車速感応式電動パワーステアリングや専用サスペンションも搭載した。

 4WDシステムのALL MODE 4×4-i(トルクベクトル付き)は、走行状態に応じて前輪から後輪へ最適なトルク配分を行うだけでなく、リアファイナルドライブ内の左右に搭載した電子制御カップリングにより、後輪左右のトルク配分も可能としたシステムだ。

 サスペンション形式は、2WD車はトーションビーム式だが、4WD車はダブルウィッシュボーン式となり、走行安定性を向上させている。

2013年2月に発売されたジュークNISMO。搭載されるエンジンは190ps/24.5kgmを発生するMR16DDTに7速マニュアルモード付きエクストロニックCVT-M7を組み合わせる
2013年2月に発売されたジュークNISMO。搭載されるエンジンは190ps/24.5kgmを発生するMR16DDTに7速マニュアルモード付きエクストロニックCVT-M7を組み合わせる
ジュークNISMO RSは2014年11月の発売。エンジンはNISMO RS専用のMR16DDTで1.6L、直4ターボエンジンは214ps/25.5kgmを発生する。トランスミッションは8速マニュアルモード+パドルシフトを採用したCVT-M8
ジュークNISMO RSは2014年11月の発売。エンジンはNISMO RS専用のMR16DDTで1.6L、直4ターボエンジンは214ps/25.5kgmを発生する。トランスミッションは8速マニュアルモード+パドルシフトを採用したCVT-M8

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