メーカー別の登録車、軽乗用車販売台数は?
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が8月3日に発表した7月の登録車および軽自動車の販売台数も合わせて紹介しよう。
まず、日本自動車販売協会連合会が発表した2020年7月の登録車販売台数(軽を除く)は、新型コロナウイルスの影響などで需要が低迷し、前年同月比20.4%減となる23万9355台。2019年10月の10%の消費増税以降、10カ月連続のマイナスとなった。
新型コロナウイルスの影響が出始めた3月は、対前年比は10.2%減だったが、4月には同25.5%減、5月には同40.2%減と大幅に急減。
しかし6月には同26.0%減と回復し、この7月には前月より5.6%改善し、20.4%減にとどまった。
車種別の販売台数を見ると、乗用車が対前年比19.6%減の20万7473台と10カ月連続マイナス。
内訳は、普通乗用車が同21.5%減の11万378台と10カ月連続のマイナス、小型乗用車は、同17.4減の9万7095台で、4カ月連続のマイナスとなった。
ブランド別ではトヨタが1位で16.2%減(6月は22.7%減)の12万1943台。2位のホンダは26.0%減(6月は30.4%減)の2万5871台。3位の日産は29.5%減(6月は35.7%減)の2万3083台。微小だが、徐々に回復傾向をみせている。
乗用車メーカーでマイナス幅が最も少なかったのはトヨタで16.2%減、次いでホンダの26.0%減だった。
登録車のブランド別では、ともにSUVの販売が好調なダイハツが40.5%増、スズキが6.9%増とプラスだったものの、他社はいずれもマイナスとなった。
■新車登録台数ブランド別ランキング
1位:トヨタ/12万1943台(対前年比83.8%/10カ月連続減)
2位:ホンダ/2万5871台(対前年比74.0%/10カ月連続減)
3位:日産/2万3083台(対前年比70.5%/20カ月連続減)
4位:スズキ/1万0114台(対前年比106.9%/10カ月ぶり増)
5位:マツダ/1万12台(対前年比71.7%/5カ月連続減)
6位:スバル/7454台(対前年比71.2%/6カ月連続減)
7位:いすゞ/5351台(対前年比64.1%/11カ月連続減)
8位:日野/4726台(対前年比71.6%/11カ月連続減)
9位:ダイハツ/4133台(対前年比140.5%/9カ月連続増)
10位:レクサス/2849台(対前年比55.4%/8カ月連続減)
11位:三菱ふそう/2806台(対前年比77.1%/4カ月連続減)
12位:三菱/1858台/(対前年比49.3%/10カ月連続減)
13位:UDトラックス 619台(対前年比86.3%/7カ月連続減)
軽自動車もやや回復傾向に
全国軽自動車協会連合会が2020年8月3日に発表した7月の軽自動車新車販売台数(速報)は、前年比1.1%減の15万6991台。
10カ月連続のマイナスにはなったものの、4月が前年比33.5%減、5月が同52.7%減と、6月が同17.3%減、そして7月には1.1%減と、徐々に回復してきており、ほぼ前年同月並みに戻った。
メーカー別では、スズキ(11.4%増)とダイハツ(1.0%増)の大手2社とマツダ(10.8%増)がプラスに転じた。
販売シェアではダイハツが5万2835台、前年比1.0%増で3ヵ月ぶりに首位を奪還、スズキも11.4%増と好調で、ともに10カ月ぶりのプラスに転じた。
車種別では、乗用車が同1.7%増の12万3298台で10カ月ぶりにプラスとなり、貨物車は同9.9%減の3万3693台で10カ月連続のマイナスとなった。
■軽自動車ブランド別新車販売台数ブランド別ランキング
1位:ダイハツ/5万2835台(対前年同月比101.0%/10カ月ぶり増)
2位:スズキ/4万8754台(対前年同月比111.4%/10カ月ぶり増)
3位:ホンダ/2万6783台(対前年同月比86.2%/5カ月連続減)
4位:日産/1万7024台(対前年同月比92.8%/2カ月ぶり減)
5位:マツダ/3430台(対前年同月比110.8%/4カ月ぶり増)
6位:三菱/3182台(対前年同月比74.3%/4カ月連続減)
7位:トヨタ/2991台(対前年同月比91.2%/10カ月連続減)
8位:スバル/1987台(対前年同月比80.9%/10カ月連続減)
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