21世紀に出展された国産スーパースポーツも市販化
■日産 GT-Rコンセプト 【GT-R】
2001年、21世紀初となる東京モーターショーに出展されたのが、日産 GT-Rコンセプト。
カルロス・ゴーンCOO(当時)が、壇上で新型GT-Rの開発を発表したのだが、そのステルス戦闘機のような無機質なデザインは強烈なインパクトで、「これ、本当に市販されるの!?」と感じたことを今も覚えている。
当時まだ発売中だったR34型スカイラインGT-Rともかなり違うイメージだっただけに、その衝撃度は高かった。
時を経て2007年。ご存じのとおり現在も発売されているGT-Rが登場。フロントヘッドランプ回りなどの造形は変わったものの、GT-Rコンセプトに近いフォルムの新型GT-Rが登場。
今回紹介するなかでは最長となる6年の時を経て市販化に漕ぎ着けた。
■三菱 コンセプトX 【ランエボX】
GT-Rが話題をさらった2001年から2回後、4年後の東京モーターショーに出展されたのが、三菱 コンセプトX。誰が見ても、これがランサーエボリューションの次期型であることは明らかだっただけに大いに注目を集めた。
当時はランエボIXが発売されていたが、コンセプトXの「X」は、もちろん“エックス”ではなく“10”を示すものだった。
それまでのランエボに比べて、かなりロー&ワイドな印象もさることながら、トランスミッションに2ペダルのMTを備えていたこともトピック。
そして2007年に、その2ペダルMTも実際に採用し、ほぼそのままの形で、ランエボXとして発売された。
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ファンの胸躍らせるコンセプトカー。それが単に展示に終わるのではなく、実際に世の中に出てくることこそ、東京モーターショーの醍醐味。
2017年、45回目を迎えるショーには、果たしていくつ市販モデルに繋がるコンセプトモデルが出てくるのか、注目だ。
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