価格次第では、アリ
「短い全長(4450mm)で3列シート」という特徴をもつXL7は、ホンダヴェゼルやトヨタC-HRとボディサイズは近しいが、コンセプトは異なり、ガチンコライバルとは言い難い。また、三菱のデリカD:5(4800×1795×1875mm)も、ちょっと長く、ライバルとは言えない。
メルセデスのGLB(4650×1845×1706mm)は3列シートのコンパクトSUVといえるが、スズキもメルセデスも、お互いをライバル視はしていないだろう。そのため、XL7は、国内市場ではライバル不在となる。

ダイハツロッキー&トヨタライズがヒットしたように、ありそうでなかったジャンルに打ち込めば、ひょっとすると日本でも販売台数を伸ばせるかもしれない。
しかし、日本市場でのライバルたちは、グッと抑えた価格で販売されており、XL7の車両価格の高さはネックとなるだろう。そして、日本で売るならば、先進運転技術などの装備も、充実させる必要がある。

だが、もしXL7が、300万円弱で販売となれば、大いにヒットが望めるかもしれない。現時点、ブルーオーシャンともいえるコンパクト3列シートSUV&MPVは、価格次第では「あり」かもしれない、有望ジャンルだ。
コメント
コメントの使い方