2020年7月9日にタイで初公開され、同日から同国での販売を開始したトヨタの新型クロスオーバーSUV、カローラクロス。
全長4460×全幅1825×全高1620mm、ホイールベースは2640mmと、RAV4とヤリスクロスの中間に位置する注目のコンパクトクロスオーバーSUVだ。
トヨタの公式リリースでは、今後、タイを皮切りに導入国を拡大していく計画だとしており、タイで発表された時点では、日本での発売は未定となっている。
しかし、ここにきて新型カローラクロスが2021年秋にも発売されるという情報を、流通ジャーナリストの遠藤徹氏が緊急入手!
実はカローラクロスがタイで発表されたというニュースは、日本のトヨタが日本語のプレスリリースで広報写真とともに配信していたので、海外仕様のクルマを日本語で……、もしやという気持ちはあったのだった。
ライズ、ヤリスクロス、キックスに加え、いよいよカローラクロスが発売されるということになると、コンパクトSUV市場がさらに熾烈な争いとなっていくだろう。
さて、新型カローラクロスははたしてどんなモデルなのか、迫ってみたい。
文/遠藤徹
写真/TOYOTA
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熾烈なコンパクトSUV競争の台風の目になるか?
カローラクロスとはどういったSUVなのか。そして、もし国内導入された場合、乱立する日本のコンパクトSUV市場のなかで、トヨタ車らしい存在感を示せるのか、考察していきたい。
トヨタは2021年秋にもコンパクトクロスオーバーSUV「新型カローラクロス」を国内に投入する方向でスケジュール調整を進めている模様である。同クラスではC-HRが存在し、クラス的にはバッティングする。
C-HRは未来的なクーペSUV的なエクステリアデザインと、スポーティな走りで人気を集めたが、後方ルーフを引き下げたエクステリアレイアウトのために、荷室スペースが狭く、遊びグルマとしてのレジャービークルには不向きといった側面がある。
ボディサイズは全長4385×全幅1795×全高1550mmと全高の低さがスタイリッシュさにつながっている。
これに対してカローラクロスは、クーペSUVではなく、オーソドックススタイルのクロスオーバーSUV。ボディサイズは全長4460×全幅1825×全高1620mmと、全高を高めにとり、室内の居住空間を大幅に拡大。
遊び感覚とオフロード走行での走破性のよさも配慮したワイルド感のある仕立てで、C-HRとは違うコンセプトだ。
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