【GT-R、レクサス、NSX…】販売台数が少ないクルマの事情11選 2017年版

■レクサスRC 2017年11月販売台数 43台

レクサスRC
レクサスRC

 2014年10月に現行型(初代)が正式発表。ざっくり言うとレクサスSC(トヨタブランドでいう「ソアラ」)の後継車的な存在であったが、今イチ理解も進まず浸透もせず、現在にいたっている。

 しばらくはレクサス唯一の2ドアクーペとしてそれなりの存在感があったが、2017年3月からより高級でよりスポーティな「LC」が登場してすっかり日陰の存在に。

 トップグレードの「RC F」にはヤマハと共同開発されたV8、5Lの2UR-GSEエンジンを搭載するも、これも同じものがLCに搭載されるという、親(トヨタ)にも見放された感じがなんとも切ない。RC F、11月の月販台数は6台です。6台(大事なことなので2回書いた)。

 グランドツーリングな雰囲気が味わえて、わたしは好きです。

■レクサスHS250h 2017年11月販売台数 50台

レクサスHS250h
レクサスHS250h

 兄弟車であるトヨタブランドのSAIは生産終了が各ディーラーに通達され、2017年11月より公式サイトへの掲載終了。

 しかし同プラットフォームのHS250hはいまだ掲載されているうえ、ディーラーでも販売しているもよう。在庫、残ってるんですかね。それともHSだけ売り続けるんでしょうか。

 ともあれそんな事情でランクインです。

 全般的にレクサスブランドは苦戦中なのですが、特にセダンとクーペが売れていないようです。やはりSUV頼りになるのでしょうか。

 2018年中に(トヨタブランドでいう)C-HRのレクサス版「UX」、(同)カムリのレクサス版である「ES」が導入予定で、この2車種の売れ行きが今後のレクサスブランドの浮沈を占うカギとなりそうです。頑張れ。

■トヨタ アベンシス 2017年11月販売台数 60台

アベンシス
アベンシス

 1997〜2003年に初代、2003〜2008年に2代目、2008年8月〜に現行型となる3代目が登場(ただし3代目から日本仕様は2011年6月からワゴンのみ設定)。

 初代からずっとイギリス工場製のいわゆる逆輸入車となる。90年代中頃にレガシィやアコードワゴン、カルディナなどが牽引して隆盛を極めていたワゴンブームも今は昔、現在トヨタ車でこのクラスのワゴンはアベンシスのみとなりました。

 そうした事情もあって、月販台数は二桁が続くもののなんとか販売は続いています。

 このクラスのワゴン、使いやすいんですけどね……。欧州で鍛え上げているから走りもしっかりしているし。直近の改良は2016年5月の一部改良。16インチアルミを標準装備しました。

■日産 フェアレディZ 2017年11月販売台数 64台

フェアレディZ
フェアレディZ

 この手の企画があるとほぼ毎回登場してしまう伝統の名車。1969年の初代登場から約50年、いまでも進化を続けております。

 現行型登場は2008年12月、直近の改良は2017年7月の一部改良で新型の高効率クラッチ採用、遮音ガラス採用、ボディカラーの新色追加やヘッドランプ回りの加飾。

 こまめに改良を重ねていますが、そのいっぽうで新型(フルモデルチェンジ車)開発の情報は入ってきません。乗るといいクルマなんです。直に見るとカッコいいです。もうちょっと売れてほしいけど、それよりなによりモデルチェンジ待ってます。

■三菱 パジェロ 2017年11月販売台数 70台

パジェロ
パジェロ

 空前のクロカンブームを巻き起こした立役者も、約30年後の現在は月販台数二桁台の常連に。アフリカや中近東では依然絶大な人気と信頼性を誇っており、販売も好調だとか。

 そうなると日本市場は「ついで」ということなのでしょうか(いやそんなことはない! と思いたい!!)。

 初代登場は1982年。現行型(4代目)は2006年10月発売で、実に丸11年が経過してしまいました。

 とはいえ先頃の東京モーターショープレスカンファレンス(記者発表会)で、益子修CEOによると「三菱はSUVにますます力を入れてゆく」という主旨の発表をしましたから、きっとパジェロも新型への開発に力を入れている……はず! 新型情報、待ってます!!

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