■湾岸地域や新宿、環八にも出現
このカムリは交通機動隊(1交機や2交機、4交機など)にのみ配備されているので、目撃された活動場所は平和島をはじめとする東京港臨海道路周辺や、新木場やお台場などに通じる湾岸道路、汐留や銀座、岩本町などの都内中心部に加え、新宿や中野、環七や環八道路、八王子バイパスなど都内のあらゆるところで日夜活動している様子だ。
2.5Lにモーターを備えたハイブリッドエンジンなので、クラウンなどを扱ってきた隊員からは、「加速が劣る」といった現場からの声が聞かれるが、「我々はあてがわれた車を使うだけなので仕方がない」とのこと。そのいっぽうで「マークXスーパーチャージャー(後述)より居住性が良くなっていて、その点は助かる」との声もあった。
■2016年にはマークXスーパーチャージャーを配備
2016年には警視庁が独自にマークXスーパーチャージャーを15台も導入しているが、その際はモデリスタのエアロパーツを身にまとっていた。加速や秘匿性も申し分ないが、抜群のインパクトなので覆面と分かってしまえばそこまで多くない仕様のクルマなので覚えやすい。
今回のカムリもマークXと同じように「コテコテ」な仕様だが、トヨタのセダン車が軒並み生産終了することもあり、覆面パトカーの今後も気になるところである。クラウンも次期クラウンはSUVタイプに移行するということが話題となっているが、パトカーに関してはセダンとして生産を継続するようだが210系をそのまま使用するのかも気になるところだ。
このところ警視庁は独自にカムリやマークXのエアロを身にまとったタイプのクルマを導入しているので、今後トヨタに絞って導入する場合、レクサスのISやGSあたりの交通覆面が登場する可能性(要人警護のSPらが使用する覆面パトカーにはLSが国の予算で警視庁や大阪などに配備されている)もあり、これからも警視庁の交通用覆面パトカーの動向に目が離せない。
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