■存在感あり&取り回しよしのスーパーカーならデリカ D:5とベルランゴ!
三菱デリカ D:5とシトロエン ベルランゴ。アウトドア派の子育て層には、やっぱりこういうクルマだ。コロナ禍終息後に遠くまで行きたいな~と夢見つつ、たまにはスーパーで食材を買い、近場の景色のいい場所へ出かけて食事するくらいなら問題なさそう。
今は寒いので車内で食べるのもまたよし。そんな時にも広さと使い勝手が生きてくるのがこの2モデル。
そしてこの2台は、ただのミニバン/バンじゃない。ミニバン界で最強の4WD性能を誇るデリカD:5なら、未舗装路だって雪道だってなんのその。
先日の北陸地方のように何十年ぶりの大雪に見舞われて道がガタガタになっても、デリカならしっかり踏破できて、スーパーにアクセスして生活必需品を調達できる。条件が悪くなるほど強みを発揮する、異彩を放つスーパーカーだ。
当初は物議を醸したコワモテのフロントもすっかり板について、今やその顔が好意的に受け取られるようになったのもポイント高い。
2列シートで充分ならば、見た目のユニークさで最強なのはベルランゴだ。
街中でもキャンプ場でもスーパーの駐車場でも、どこへ行っても熱い視線を浴びること間違いなし。ガラスハッチが単独で開閉できて、ちょっとした荷物を簡単に出し入れできるのも助かる。
これで行けば、イオンがフランスのマーケットになった気分で買い物できる。
【番外コラム】スーパーへ乗っていきたいガチなスーパーカー3選
スーパー用スーパーカー(=大排気量マルチシリンダーエンジンのリアミドシップに限る)を真剣に考えてみよう。リフター付き最新モデルなら連れ出すこと自体はラク。問題は着いてから。スーパーの駐車場は1台分の幅が狭い。ドアが横に開くタイプは辛い。
上に開くタイプといってもランボルギーニアヴェンタドールではさすがにデカすぎ。となるとディヘドラルドアのマクラーレン一択だ。
前トランク容量が意外にあって、なかでもGTを選べばリアエンジン上も使える。ノーズもさほど下がっていないので、道中も着いてからも、他モデルよりは気を遣わない。
それでも車幅は広い。隣にとまっているクルマにぶつけられるかも? と思うと辛い。幅狭めで、となると旧いモデルだ。
例えば初代ホンダNSXなら、全幅も1.8mとまだ控えめ。立派なトランクもある。パワートレーンは従順で短距離ドライブを拒まない。ATなら最高。
究極のスーパー・スーパーカーはランボルギーニカウンタックLP400だ。元オーナーが言うのだから間違いない。キャブ12気筒さえ完調なら、こんなに扱いやすいスーパーカーはほかにない。
タイヤは70でエアロパーツもなく、最低地上高は充分。縁石や車止めに気を遣わない。後方視界もよく、例のカウンタックリバースも必要なし。車幅1.9mでもドアが真上に開くから、狭い場所でも乗り降りは楽チン。
さらにはたっぷり入るリアトランクもある。もっとも、生モノがガス臭くなって、温まってしまうリスクはあったけれど……。
(TEXT/西川 淳)
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