スープラ、レクサスLFA…日本を代表する自然吸気エンジン5選


■スズキG13B型/カルタス

スズキカルタス(写真は1986年式GT-i)
スズキカルタス(写真は1986年式GT-i)

 20世紀を代表するスズキのホットハッチがカルタス1300GT-iだ。初代モデルは1986年に鮮烈なデビューを飾った。

 ファミリー系のエンジンは1324ccの直列4気筒SOHCだが、モータースポーツでも使えるように排気量を1298ccに下げている。

 また、高回転まで回るようにDOHC4バルブヘッドを架装し、燃料噴射装置を装着した。パワーバンドは狭く、ピーキーな特性だったが、操る楽しみがあるエンジンだ。しかも車重は730kgと軽量だから加速も冴えている。

 2年後の1988年、カルタスは第2世代のAF34S型にモデルチェンジした。リーダーの1.3GT-iが積むのは、進化版のG13B型DOHC4バルブだ。

 圧縮比を11.5に高め、インマニやエキマニの変更、プレミアムガソリン化によって115psを達成している。振動が弱点だが、8000回転まで元気に回り、驚くほどパワフルだ。

 が、当時のスズキはハンドリングが悪く、曲がらないから大変だった。それでもあの刺激的なエンジンは衝撃だった。

■トヨタ1LR-GUE型/レクサスLFA

レクサスLFA
レクサスLFA

 このエンジンはスペシャルすぎるので選ぶことを迷った。レクサスLFAは、わずか500台の限定販売車だ。当然、エンジンも限られた数しか生産していないのである。

 が、これまでに登場した量産エンジンのなかで最高峰と言えるものであることは疑う余地がない。レーシングエンジンに限りなく近く、トヨタと(共同開発した)ヤマハの叡智が詰まっている革新的なエンジンなのである。だから5機のなかに入れた。

 ヤマハが開発した1LR-GUE型エンジンは、レーシングエンジンのようにバンク角72度のV型10気筒DOHCで、排気量は4805ccだ。

 コンロッドはチタンの鍛造製、ピストンはアルミ合金の鍛造製とし、圧縮比も12と高く設定している。重心を下げるため、オイル潤滑はドライサンプ方式とした。

 性能的に世界トップレベルにあるし、エンジン音も官能的。日本どころか世界の自動車史に残る不世出の名機と断言できる。

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