■トップドライバーとレースができる楽しさ!!「グランツーリスモ」でのオンラインイベント
今回のオンラインイベントでは、第一線で活躍中の菅原選手によるe-sportsとしての「グランツーリスモSPORT」の世界と魅力について語られた。
やはり気になるのは、クルマを走らせる上のリアルとバーチャルの差だ。菅原選手は、グランツーリスモSPORTでは、シミュレーターとしての限界はあると前置きをしながらも、ゲーム内で走行経験を積んだサーキットであれば、リアルなサーキット走行でも自分が思い描く走りはできるという。もちろん、ゲーム内で理想とする走りができたうえでの話である。
その検証として、以前に、愛車でグランツーリスモに登場しないミニサーキットに出向いたことがあるそうで、コースの特徴を掴むまでは、思うような走りはできなかった経験を明かしてくれた。それだけグランツーリスモは、リアルに作り込まれているという訳だ。
ただリアルでないと体験できないこととして、サーキット走行で重要となるタイヤの性能を最大限引き出す走りなど、ゲームでは学べない点もあると指摘。トッププレイヤーとして、バーチャルとリアルの違いについて解説するなど、クルマ好きにとっては興味深い話題となった。
イベント中盤では、参加者からの質疑も行われた。その中で多かったのは、グランツーリスモSPORTをプレイする環境づくりについてだ。ステアリングコントローラーの選び方やステアリングとペダルの設置、通信設備など様々な角度からのアドバイスを行い、参加者たちが抱えていたさまざまな疑問を解消した。かなりマニアックな質問も飛び出すなど盛り上がりを見せたのは、対話形式のオンラインイベントの大きな魅力といえよう。
後半では、グランツーリスモSPORTのドライビングレッスンも実施。富士スピードウェイをグランツーリスモSPORTのデモランや走行時の注意ポイント、その練習方法などが菅原選手からレクチャーされた。トッププレイヤーとして、日常的に練習にも膨大な時間を費やしてきた菅原選手による的確なアドバイスは、今後のグランツーリスモSPORTを楽しむ上でおおいに参考となったはずだ。
イベントの締めくくりとして実施されたのが、菅原選手とのオンラインレースだ。グランツーリスモSPORTのオンラインレース機能を使い、富士スピードウェイでの86ワンメイクレースを開催。
当初は、菅原選手のぶっちぎりの展開が予想されたが、そこはクルマ好きのベストカー読者である。誰もが菅原選手に大きく離されることなく、トップに躍り出る参加者も現れるほど。まさにデッドヒートだ。そんな参加者たちの腕前に、菅原選手も驚きを見せつつも、最後はきっちりとトップでゴール。イベントを最後まで盛り上げてくれた。
コロナ過で実現可能なイベントとして、オンラインイベントを開催したベストカーだが、WEB会議システムやオンラインゲームの活用により、それぞれの離れた場所にいながらも、ふれあいのあるイベントが開催できることを実感。
ベストカーとしても、コロナ過であっても読者に楽しいカーライフを提案すべく、新たなオンラインイベントを企画していく予定だ。ぜひ、その際は多くの読者に参加していただきたい。
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