<余話>R35 GT-RやNSXのパトカーがあるのはなぜ!?
パトカーを購入する資金は、大きく国費と県費とに分かれており、国費のパトカーは、まとめて発注されるので、全国に同じものが納入される。パトカーとしてのスペック要件を満たした車種に入札する制度となっているが、その多くが、トヨタ「クラウン」だ。
一方、県費で購入されるパトカーは、それぞれの自治体によって車種を決められるので、ダイハツやスズキの軽自動車や、マーチやジュークといったコンパクトカーなど、車種もさまざまだ。珍しいところでは、奈良県警では1994年度に三菱の「GTO」が配備されたり(現在はイベントなどで活躍)、2016年には警視庁が日産「フェアレディZ34型NISMO」を高速隊に配備するなど、話題となった。
また、地元警察への寄贈されるパターンもある。たとえば、栃木県警には1992年と1999年に、ホンダから「NSX」が、2018年には、個人の方から日産「GT-R」が寄贈されている。この方は、2020年にも、レクサスの2ドアクーペ「LC500」を寄贈されたそうだ。
下半分を黒にしたのは「実用性」
ちなみに、白バイが白いのも、欧米にならったものだそう。海外では、さまざまなカラーリングのパトカーがあるようだが、日本人としては、やはり白と黒のカラーリングでこそ、気が引き締まるところがある。ちなみに、下半分を黒としたのは、一説によると、下を黒にした方が、汚れが目立たないから、という理由だそうだ。
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