日産の創立前から生産されていた「ダットサン」が、遂にその歴史に幕を閉じた。振り返れば、アメリカでは1969年に発表したダットサン240Zが、2019年に至るまで最も売れたスポーツカーとしてその名を残し、通称ダットラで親しまれたダットサントラックは米国日産の屋台骨として、人々に重宝され、愛された。
1980年代に一度日産のブランド刷新のため消滅したダットサンであったが、その後カルロス・ゴーンによって復活。しかし販売は低迷し、この度すべてのモデルが生産終了されることとなった。近年ではその輝きはくすんでしまったものの、日本の、いや世界の自動車史に名を残し、忘れられるべきでないダットサンについて、その歴史を振り返っていこう。
文/中村秋子、写真/日産、FavCars.com
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