【奇数の数奇なクルマたち】割り切り過ぎてドア1枚!!?　とんがってるけどどこか古き良き時代の風も感じる奇数なクルマたち6選

　クルマというと、ヘッドランプやドアなどを見ても分かる通り、左右対称＝偶数のイメージが強い。しかしながら、数は少なくとも奇数の数々を持つクルマたちも存在する。

　そこで、全3回にわたりちょっと違和感のある「奇数なクルマ」について大特集！

　今回は「機能パーツ」に関する奇数のクルマたちについてご紹介。左右でドアの枚数が違う奇数ドアや懐かしの三輪車など、独特なルックスが愛らしい奇数の機能パーツを持つクルマたちを厳選しご紹介!!

※本稿は2022年8月のものです
文／ベストカー編集部、写真／ベストカー編集部、BMW
初出：『ベストカー』2022年9月26日号

■BMWイセッタは究極の奇数クルマ!?

　車内に出入りするためのドア、というと左右対称の偶数が一般的だが、奇数ドアの個性派は意外に多い。でもどのクルマも愛くるしいね。

　圧巻は1ドアのイセッタ（オマージュしたEVのマイクロリーノもあり）。ドアはひとつで事足りる、という割り切りが素晴らしい。

　そのほか初代ワゴンRの2＋1（リア左のみ）、3ドアクーペのサターンSC2＆3ドアワゴンの初代BMW MINIクラブマンはともに、リア片側に小さな観音ドアを装備している。

　狙いはいろいろあるが、偶数ドアよりもコストがかかっているのは間違いない。

　そしてタイヤにも奇数があって、日本のオート三輪のようにフロント1輪タイプと、メッサーシュミットKR200のようなリア1輪タイプが存在している。

　共通しているのは不安定だってことだが、前1輪は見ているだけで転びそう!!