■なんと欧州市場にはジムニーのBEVを投入!
欧州では、2024年度からBEVを投入し、SUV・Bセグメントなどに広げていき、2030年度までに5モデルを展開。
欧州市場の製品計画資料のなかには5つのモデルのシルエットが描かれているが、上段の一番右に注目。マジか、明らかにこれはジムニー(シエラ)だ。日本市場には描かれていないのに欧州市場にはジムニー(シエラ)のBEVが登場することを示唆している。イメージとはいえ、車種は限られているなかでこのシルエットを見せられると……。しかし、なぜ日本市場にはないのか! ショック! なぜだ!
インドでは、「オートエキスポ2023」で発表したBEV、eVXを2024年度に投入し、2030年度までに6モデルを展開する計画。
ただし、スズキはBEVだけではなく、あらゆる製品・サービスを提供すべく、ハイブリッド車、CNG、バイオガス、エタノール配合の燃料などを使用したカーボンニュートラルな内燃機関車も継続的に投入していくという。
■軽BEVは100万円台になることを示唆
登壇したスズキの鈴木俊宏社長は、記者から軽BEVの価格帯について問われると、「100万円台になんとか収めたい」とコメント。これは昨年から鈴木社長が一貫して発言し続けていることだから、おそらく2023年度に初めて投入される軽商用EV、エブリイ(予想)のBEVは100万円台で投入する可能性が高い。
2024年春に発売を予定しているホンダの軽商用BEVは、N-VANベースで、1充電あたりの航続距離は200kmを目標としており、価格はガソリン車と同等の100万円台からの設定することから、軽商用BEVは100万円台、というのはマストになりそうだ。
また2030年度までに研究開発に2兆円、設備投資に2.5兆円、あわせて4.5兆円規模を投資することも発表した。4.5兆円のうち電動化関連投資に2兆円、そのうち5000億円を電池関連に投資。
研究開発への投資は、電動化、バイオガスなどのカーボンニュートラル領域や自動運転などに2兆円、設備投資は、バッテリーEV工場の建設や再生可能エネルギー設備などに2.5兆円を計画している。
2023年3月期の予想連結売上高は4.5兆円。中期経営計画で掲げた2026年3月期の売上高目標の4.8兆円を超えるペースで成長を続けており、2030年度には、2022年3月期の売上高3.5兆円から、倍増となる7兆円規模を目指して挑戦を続けていくとした。
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