【スイスポ? それとも??】街乗りでも最高に楽しい優駿“車” 5選

「街中加速はピカイチ」ノート e-POWER NISMO

ノート e-POWER NISMO S/全長×全幅×全高:4165×1695×1535mm、車重:1250kg、パワーユニット:EM57型モーター+1.2L直3エンジン、モーター出力&トルク:136ps/32.6kgm、価格:267万1920円

初めてノート e-POWERに乗った時、「この強力な回生ブレーキ、確かに楽しいけれど、一般ユーザーには違和感が強すぎるだろうなぁ」と思ったものです。

フタを開けてみたら、それが一般ユーザーにバカウケして、ノートは販売台数でプリウスを超えてしまった。超ポピュラーになったがゆえに甘く見られてしまうが、このワンペダルドライブの楽しさは、あらゆる層に訴求するってことだネ!

そんなノートe-POWERの「NISMO S」は、モーターがセレナ e-POWERと同じ強力なものに交換されているから、加速はさらにグッと来る。モード選択も6種類になってるので、回生ブレーキの強さも6段階で選べる。

この楽しさは、高速道路とかよりも、加減速の多い街角でこそ生きる! 日常的に楽しめるってスバラシイ。

シャシーはフツーです。乗り心地はかなりしなやか系で、フツーに快適。決してキビキビ曲がるほうじゃない。ただ、決してダメダメでもなく、トータルでは中の上くらいの感じ。とにかくモーターによる加減速だけで、街の遊撃手に当確だ。内装のセンスのなさが残念。

「世界最強の街の遊撃手!?」ルノー トゥインゴ

ルノー トゥインゴ インテンス/全長×全幅×全高:3620×1650×1545mm、車重:1010kg、エンジン:0.9L直3ターボ、エンジン出力&トルク:90ps/13.8kgm、価格:194万円

トゥインゴの街の遊撃手ぶりは、おそらく世界最強だ。なにしろRR(=リアエンジン・リア駆動)なのだ! それも古典的な!

三菱 iは、RRのオーバーステアを殺すためにウルトラアンダーステアにセッティングされていたが、ルノーはそういう姑息な手は使ってない。

そこらの角を曲がるたびに、軽いノーズはクインとインを向き、立ち上がりではナロー時代のポルシェ911みたいなおケツの張り出しを感じることができる! それがメチャメチャ楽しいのです。こんなマニアックなヨロコビが、この値段で味わえるなんて信じられん。

トゥインゴの楽しさは、街角コーナリングだけではない。街中加速もとっても楽しい。 1Lターボで、常に「思い通りプラスアルファ」の痛快な加速を楽しめる(ターボエンジン車に限る)。

実はコーナリングも、楽しいのはターボモデルで、ノンターボはMTでもトルクがなさすぎて、お尻を張り出させるまでイケない。トゥインゴは断然ターボ! DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)で十分です。DCTのダイレクトさはMTと変わらないので。

個人的には、トゥインゴのターボモデルのフツーのグレード(インテンス)DCT車がベストだ。これが「GT」になると、コーナリング限界が上がちゃってて、街角でちっとも楽しくなくなる。インテンスこそ、ふんわりした足回りでキビキビ走る、フランスの実用車の楽しみを満喫できるグレードだ。そこんところは重要です。

次ページは : 「実用域が最高に楽しい」シトロエンDS3

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