「昭和の男」が旧車に出会って吠えた!! クルマは人生を照らす灯りであり鏡だ!! 暴走王のノスタルジック2days2023観戦記

「昭和の男」が旧車に出会って吠えた!! クルマは人生を照らす灯りであり鏡だ!! 暴走王のノスタルジック2days2023観戦記

 待ちに待った「ノスタルジック2days 2023」(2023年2月18日(土)〜19日(日)/パシフィコ横浜)。しかも当日はプロレスの日。1954年2月19日、今はもうない蔵前国技館、日本で初めてプロレスの国際試合が行われた。力道山・木村政彦組VSシャープ兄弟の対戦だった。俺は生まれてもいないけれど、常にプロレスラーだった頃の気持ちを忘れずに、何ごとにも全力投球だ~あ!!!

文/小川直也(ベストカーWeb編集部)、写真/ベストカーWeb編集部

■アドレナリン噴き出すなかトヨタ2000GTを発見!

 のっけから余談だが、木村政彦さんは伝説の柔道家で、のちにプロレスラーへ転身したことで知られ、俺も尊敬している。「負けたら腹を切る」といって短刀で腹を切る練習をしてから、柔道の試合に臨んだというエピソードが残っているくらい魂の柔道家。なんとも痺れるぜ!

 昨年に続いての「ノスタルジック2days」参戦となり、あれこれ見る計画をしてテンションMAX状態⤴︎⤴︎⤴︎。会場に入場すると一気にアドレナリンが身体中から噴き出て来た! 

ゴールドのトヨタ2000GT後期型に見とれてしまった
ゴールドのトヨタ2000GT後期型に見とれてしまった

 俺の頭の中には『S.T.O.小川直也のテーマ』が勝手に流れ出し、完全にリング入場時の「暴走王」状態。おぉ~入口には日本の最高傑作、今やこのノスヒロ界の一番人気、ゴールドのトヨタ2000GT後期型がお出迎えじゃないか! しかも最高の状態! 会場内にはほかにも数台あったが、一億円以上で売られていた個体も存在していた。もはや、クルマではなく投資対象なのかもしれない。

 クルマは走らせてなんぼと、普段から大好きなクルマに乗って過ごす人生が素敵だと思っている俺にはちょっと複雑な気分でもある。まあトヨタ2000GTのコックピットは俺には小さ過ぎて乗れないから対象外だが、初めてクルマのプラモデル作りをしたのがトヨタ2000GTだったほど大好きな一台だ。

 特別展示コーナーを覗くと、そこにはオートサンダルFS型プロトタイプが! 昭和26年式で発売当時は28万円! 大卒の公務員の初任給換算で今なら600万円オーバー! 日本の軽自動車のルーツにあたると聞いて、まさに力道山や木村政彦さんと同じレジェンド中のレジェンドだと感動した。

日本の軽自動車の黎明期を支えたオートサンダルFS型プロトタイプ(座ってませんよ!)
日本の軽自動車の黎明期を支えたオートサンダルFS型プロトタイプ(座ってませんよ!)

 エンジン始動はキック式で現存一台。サイズを比べるためにボンネットに座ろうと思ったが、歴史的名車を壊すことは勘弁と座るフリだけにしておいた。ハイポーズ!

次ページは : ■見どころたっぷりの日産軍団 セドリックは俺のイメージとぴったり!?

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