現在、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は167.4円、ハイオクガソリンは178.2円。電気代、ガス代など光熱費も高騰し、それに伴って物価もこれまでにないほど上がっている。そんななか、燃費なんか気にしない「極悪燃費車」に乗るのもいいじゃないか! とはいっても燃費のいいクルマも気になる人もいるので、その両方を紹介していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部
■極悪燃費車:1位 日産GT-R WLTCモード燃費:7.8km/L
●WLTCモード燃費:7.8km/L
●市街地モード:5.2km/L
●郊外モード:8.4km/L
●高速道路モード:9.3km/L
●エンジン:VR38DETT型3.8L、V6ツインターボ=570ps/65.0km/L(600ps/66.5kgmのNISMOは持ち込み登録のためWLTCモード燃費は未公表)
日本を代表するスポーツカーといえば、GT-R。そのGT-Rが栄えある日本で一番燃費の悪い「極悪燃費車」NO.1に輝いた。
575ps/65.0km/Lを発生するVR38DETT型V6ツインターボエンジンに6速デュアルクラッチトランスミッション(GR8)を組み合わせ、0~100km/hは2.7秒。
これだけの動力性能をもっているから、燃費が悪いのは当然といえば当然か。600psのNISMOは持ち込み登録のため、明らかにされていない。
ではGT-Rが7.8km/Lだったら、世界のスーパーカーの燃費が気になるところ。そこでアメリカで販売されているクルマのEPA(米国環境保護局)の燃費をみればだいたいのところはわかる。
・ランボルギーニアヴェンタドールSVJ:3.87km/L
・ブガッティシロン:3.91km/L
・フェラーリ812スーパーファスト:5.52km/L
・マクラーレン720S:7.59km
・GT-R:7.59km/L
こうして世界の並みいるスーパーカーを見ると、GT-Rはハイブリッドがなく、純ガソリン車のV6ツインターボなのに、燃費はいいほうではないだろうか。
ちなみにおじさん世代にとっては懐かしい3ローターのコスモ(1994年式、10・15モード燃費)は6.4km/L。このコスモを街中や郊外でちょっと飛ばしそうものならリッター3Km/Lというのもザラだった幻の極悪燃費車だ。
FD3S型RX-7、2002年式スピリットR(280psの2ローターツインターボ)は7.2㎞/L(10・15モード燃費)。
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