今50代以上のおじさんがまだ若かった頃、今のようなクルマ好きじゃなくても、こぞってデートカーを買って青春を謳歌していた。クルマでモテる、今じゃ考えられない時代だった。そんな時代に流行ったクルマはどんなクルマだったのか振り返るとともに、今いくらで買えるか、迫ってみたい。
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産、ホンダ、ベストカー編集部
■クルマで女にもてた時代って、そんなことあるのか!
現在、50代のおじさんたちが20代の頃、デートカーブームがあった。おじさんたちは覚えているだろうか……。1980年代中盤から1990年代前半まで、プレリュードやセリカXX、S13シルビアなどのスペシャリティカーをはじめ、ソアラやマークII三兄弟(マークII、クレスタ―、チェイサーといったハイソカーもブームとなっていた。
筆者の回りのクルマ好きといえば、ワンダーシビック、初代、2代目CR-X、EP71スターレットターボ(スタタボ)を乗り回していた。18歳~20代前半だから、親ローンや鬼ローン(48回払い、60回払い)で買っていた人がほとんどだった。とにもかくにも筆者は貧乏、飯代やタバコ代を減らして、まさに「三度の飯よりもクルマが好き」状態だった。
こうしたデートカーブームは、親がお金持ちで親に買ってもらったナンパな大学生とか、それよりも上の20代~30代がほとんどで、特にソアラは一般庶民に買える金額ではなく、バブル景気で儲けている人や中小企業の経営者、無理して鬼ローンを組んで買った40代とか、オーナー像はそんなイメージだった。
他方、DCブランドブームで、オシャレ系の人たちは、イッセイミヤケ、タケオキクチ、BIGI、ニコル、コムデギャルソンといったDCブランドを身に着けていた。当然ながら、筆者は原宿のDCブランドのお店に見に行ったことはあるが、当然、高くて買えなかった。
コメント
コメントの使い方この時代(まで)の車って其々に個性が有って良いですよね。見ていて飽きませんでした。
今時の車はメーカー毎に同じ顔で個性が感じられません…
因みに、当時自分はCB5ビガーに乗ってました。
ローフォルムで、FFでありながらホイールベースが長く5ナンバーサイズでありながらそれを感じさせない優雅さが有り、なのに小回りが効き燃費も良く、良い車でした。
出来ればまた欲しい車です。
三代目プレリュード Si 白に乗っていましたが、その頃は夜中、街には二人組の女性がたくさんいて、声をかけるとほんとに乗ってきました。今では考えられませんね。走りは猫脚のようにコーナリングが素晴らしかった記憶があります。ほぼ同じ値段でS13が買えましたが、私はプレリュード一択でした。
友人のプレリュードでよく街や駅ロータリーにナンパに行ってました。
当時、街でナンパする事をトローリングと言ってましたよ〜