これまで日本にはたくさんのクルマが生まれては消えていった。そのなかには、「珍車」などと呼ばれ、現代でも面白おかしく語られているモデルもある。しかし、それらのクルマが試金石となったことで、数々の名車が生まれたと言っても過言ではない。
当連載では、これら「珍車」と呼ばれた伝説のクルマや技術などをピックアップし、その特徴を解説しつつ、日本の自動車文化を豊かにしてくれたことへの感謝と「愛」を語っていく。今回は一世を風靡したパイクカーのなかから、日産エスカルゴについて紹介していこう。
文/フォッケウルフ、写真/日産
コメント
コメントの使い方愛知県ではデリボーイやアルトハッスルよりも見る機会は少なかったけど、遠目でもわかる特徴的な外観だったよね。内装デザインがどうだったか忘れていたけど、今見るとポルテ/スペイドとよく似てる。個人的にセンターメーターは苦手だけど、カーナビやETCの無い時代だから、地図や通行証を置くスペースの確保は主要課題だったろう。
2014年の映画「GODZILLA」では日本の街の廃墟にさりげなく映り込んでいた。別の映画でも見かけた事があるんで、ハリウッドの美術クリエイターにこのクルマのファンがいると睨んでいる。年代や国籍不明な造形に惹きつけられるんでしょうかね。