【ハイエースらの奮闘がここに】今こそ復活を!!「数」で勝負した車たち


いっぱい人が乗れるクルマ→普通免許限界の10人乗りで勝負

 核家族化が進んでいる昨今であるが、大家族や三世代、グループで移動する際には3列シート8人乗りのミニバンやSUV以上に人が乗れるクルマというのはありがたい存在だ。

 現在日本の普通免許で運転できる最大の乗車定員は10人で、それに該当するのがトヨタハイエースワゴンと日産NV350キャラバンワゴンである。

 シート配列はハイエースワゴンが2-2-2-4、キャラバンワゴンが2-2-3-3でどちらも10人乗りとなる。

ハイエースワゴンは2.7Lガソリンエンジンを搭載し、乗車定員は普通免許で運転できる限界の10人を実現。長い全長を生かしてシート配列は4列となる

日産のキング・オブ・商用車のNV350キャラバンもハイエース同様に10人乗りを設定。ワゴンはすべて10人乗りで、エンジンはVQ25DEを搭載

 ボディはハイエースワゴンがワイド幅+ロングボディとあのグランドキャビンが使う日本ミニバン界のボスキャラ的存在となるワイド幅+スーパーロングボディ、キャラバンは乗用車の5ナンバーサイズに収まる標準幅+ロングボディとロングボディの全長だけ伸ばし全幅は狭いままのスーパーロングボディという、2台のコンセプトの違いも面白い。

 もし10人で荷物も多い長距離の移動をするというのなら、やはりシート後方に人数分の荷物もシッカリ入るラゲッジスペースも持つハイエースワゴンのグランドキャビンが理想的だろう。

 エンジンはハイエースワゴンが2.7L、キャラバンも2.5Lのガソリンのみで、クルマの性格も今後考えるとディーゼルも設定されるとうれしい。

ハイエースワゴンの10人乗りの室内。運転席、助手席は映っていないが、シート配列は2-2-2-4の4列シート10人乗りを実現。凄いのはそれでもまだスペースがあること

いろいろな色を楽しんでほしい→想像を絶するボディカラー数で勝負

 一時期は納期の短縮や生産の効率化といった理由で内外装色の選択肢がホワイト、シルバー、ブラック、グレーに代表される無難なものしかないクルマをよく見たという時代もあった。

 しかし現在は生産時に黒や白のルーフなど手の込んだツートンカラーを選べるクルマも珍しくなく、新車を買う大きなメリットである選択肢は広くなっている傾向だ。

 だが一種の実験車、リサーチカー的な目的も担っていた初代RAV4にあった自分好みの内外装を細かく選べるパーソナルセレクションの選択肢の広さはそんなレベルではなかった。

 特に初期のものではボディカラーがボディ上部の鉄板部分12色、ボディ下部の樹脂部分11色の掛け算で131通り、インテリアもシートの柄やカラー、ドアトリム、カップホルダー、ドアグリップ、フロアカーペットといった細部のカラーも選べ、組み合わせはおそらく1億通りを超えていただろう。

 後半のものではさすがにボディカラー40通り、インテリア20通りの掛け算で合計800通りまで選択肢は簡略化されたが、800通りでもほとんどの人は決めるのに困るくらいの選択肢の広さだ。

 ボディカラーが多いと言えばほぼ注文生産で販売されていたいすゞビークロスもそうで、こちらは25色が設定されていた。
 こういった広い選択肢は相応の費用や納期が掛かるものだが、それだけに特に趣味性が高く、注文生産に近い高額車ではもっとあってもいい取り組みだ。

いすゞビークロスは販売面で苦戦し、ほとんど受注生産のようになっていたこともあり、モデル末期にはボディカラーを25色設定。これはユーザーも大歓迎!

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