こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】 エディックスの3×2パッケージが家族との距離を近くする!

■シートが2列でも多人数乗車ができる画期的なパッケージ

 既成の価値にとらわれず、常に自由な発想で新しいミニバンを提案してきたホンダは、2004年、さらに新しいチャレンジングなモデルを市場へと送り出した。それが、前3席、後3席の6座独立、センターシートがロングスライドする3×2(スリーバイツー)ミニバン「エディックス」である。

「エディックス」の車名は、ひとりから6人まで楽しさを思い思いに編集(edit)することができる6(six)人乗りミニバンという意味を持つ
「エディックス」の車名は、ひとりから6人まで楽しさを思い思いに編集(edit)することができる6(six)人乗りミニバンという意味を持つ

 エディックスは、ホンダ独自のパッケージング技術や安全技術によって、全幅を抑えつつもゆとりある横3人掛けや、それまで難しかった子どもの前席乗車を叶える安全性を具現化した画期的なモデルとしてセンセーショナルな登場を果たす。

 3席×2列の6座を独立させ、前後のセンターシートにロングスライド機構を持たせた独創のV字シートレイアウトを採用することで、ミニバン=3列シートという既成概念を払拭。フロントセンターシートを中心に、車内を前後一体感のある空間にできることをセールスポイントとし、1人から6人乗車まで、自由・多彩に楽しめる空間レイアウトを可能にすることでミニバンの新しい形態を作り上げた。

 また、後ろへロングスライドさせたフロントセンターシートが、前席と後席をつなぐ1.5列目の役割を果たすことで、1列から2列、そして3列目の距離が広くてコミュニケーションが取りづらいミニバンの難点を解消できたのは他車にない付加価値と言える。

フロント中央席は最前端の位置を運転席と助手席の最後端位置より10mm後ろに設定。そこから後方へ270mmのスライドを可能にすることでV字シートレイアウトを実現
フロント中央席は最前端の位置を運転席と助手席の最後端位置より10mm後ろに設定。そこから後方へ270mmのスライドを可能にすることでV字シートレイアウトを実現

次ページは : ■後席乗員との距離が近いからコミュニケーションが楽しい

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