ホンダN-BOXスラッシュ
デビュー:2014年12月(現在も販売中)
こだわりのルーフ:ルーフを低くしたチョップドルーフ採用
価格:142万1000〜192万円(現行モデル)
初代N-BOXファミリーのバリエーションとして加わったN-BOXスラッシュは、デザイナーが遊びで書いたN-BOXの全高を下げ流麗なルーフラインを持つスケッチが社内の評判が良かったため市販化されたという、現代のクルマとしては非常に軽いノリのクルマである。
ノリは軽いが、N-BOXスラッシュはチョップドルーフだけでなく、豊富なインテリアカラーや低価格ながら素晴らしいオーディオを設定し、静粛性を高め電動パーキングブレーキを採用するなどし、コンパクトカーなどから軽に乗り換えるダウンサイザーも満足できる軽自動車として登場した。
軽自動車は競争が激しいだけにN-BOXスラッシュも今になると古さを感じるのは否めないが、それだけに「このコンセプトを現行N-BOXの技術を使って継続してほしい」と感じるユーザーも少なくないのではないだろうか。
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現在日本車のオープンカーは、マツダロードスター、ホンダS660、ダイハツコペンの3台のみ。トヨタ86のオープンカーも結局お蔵入り。
日本でも人気のあったキャンバストップも現行のラインアップからは消滅しているし、サンルーフの装着率も大きく下がっているもよう。
日本人はオープンエアに憧れはあるものの、3日に1日は雨が降る国ゆえ、屋根を開けることに抵抗がある人も多いのだろう。
だからこそ晴れの日を楽しむ個性的なルーフが生まれてきた歴史があルにもかかわらず、そういう伝統が廃れてしまったのは悲しいかぎり。
遊び心を具現化した典型例が個性的なルーフで、ルーフに限らず日本車にもっと遊び心を盛り込んでもらいたいものです。
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