キューブ3にネイキッドそしてツイン……売れなくても今見たらキラリと光っていた中身の凄いクルマ5選

■今だとハスラーの対抗馬! ダイハツネイキッド:1999年11月~2004年4月

タワーパーキングへの入庫を考慮した1550mmの全高に加え、乗り降りや横からの荷物の積み下ろしを可能にする、ほぼ直角に開くサイドドア、大開口ハッチバックドアを採用
タワーパーキングへの入庫を考慮した1550mmの全高に加え、乗り降りや横からの荷物の積み下ろしを可能にする、ほぼ直角に開くサイドドア、大開口ハッチバックドアを採用

 いまや軽SUVの王者ジムニーを擁するスズキでさえ、ハスラーやスペーシアギアなどのカジュアルなクロスオーバーモデルを登場させているご時世のなか、今なら売れたかもしれないのがダイハツのネイキッド。

 1999年11月に登場し、2004年4月に販売終了と、約5年あまりの短命に終わった。

 角張ったボディデザイン、前後共通ドアパネルの交換(現行コペンにコンセプトが受け継がれている)など、斬新なアイデアを満載。とても21年前に登場したクルマとは思えないデザインだ。ハスラーの対抗馬として今存在していてもおかしくはない。

 ジープラングラーやゲレンデヴァーゲン、ジムニーと同様、ドアヒンジを意図的に外側に露出させたのが特徴で、これによってドアはほぼ直角に開くことを可能とした。

インテリアデザインも「タフ&シンプル」をコンセプトに板金パネルをデザインモチーフに構成し、直線を基調としたワイドなインパネとフロントコンソールを採用
インテリアデザインも「タフ&シンプル」をコンセプトに板金パネルをデザインモチーフに構成し、直線を基調としたワイドなインパネとフロントコンソールを採用

 合わせてタワーパーキングに入庫可能な1550mmの全高、3分割で交換可能な前後バンパーの採用など利便性にも配慮するなど道具感の演出は新しかった。

 現行モデル、タフトを見ると、デザイン性も含めてネイキッドが創りだしたコンセプトの一端が受け継がれているように思える。

 ネイキッドの中古車相場は、支払総額約15万~約100万円、176台も流通している。2000年式以降のモデルは80万円オーバーで、なかなか値段が下がっていないことを考えるとこちらも人気なのかもしれない。

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